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黒い紙

黒い紙

黒い紙

作家
堂場瞬一
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-09-30
ISBN
9784041036457
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黒い紙 / 感想・レビュー

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ミカママ

「紙」ということで、堂場節冴える新聞記者モノかと思ったら、元警察官で危機管理会社員の喪失と再生の物語でした。いくつか腑に落ちない点はあったものの、ラストはきれいにまとまってよかった。日本の屋台骨を支える、大企業戦士に捧げる堂場さんの応援歌なのかな、と思いました。

2017/04/13

starbro

堂場瞬一は、新作中心に読んでいる作家です。本作は企業小説とミステリが上手く融合していて楽しめました。但し、タイトルほど黒い内容ではない気がします。悪役がもっと強かった方が良かったかも知れません。

2016/11/09

いつでも母さん

警察官だった父が殺されたことで自分を見失い警察を辞した息子・長須が再就職した会社は危機管理会社。そこで任された仕事は・・大手総合商社にもなると綺麗ごとばかりじゃないのは想像に易い。しかし30年も前の事で脅迫状とは。しかも旧ソ連の亡命?スパイ?これは初リタイアかとため息が漏れる。しかしそこは堂場さん!長須の気持ちの変化と癖のある同僚と警察ばりの犯人確保には手に汗握る。一枚岩では無い企業トップに立つ者が脛に傷有りで更に経済界の頂点に登ることを阻止する為、飼い殺しにされていた者の復讐劇、ちょっと長く感じて読了。

2016/10/03

じいじ

 大手総合商社の過去の「闇」、旧ソ連兵士の亡命事件、スパイ疑惑に隠された企業機密。一通の怪文書で幕を開ける企業ミステリー。後半に入っての盛り上がり、読了感はいいです。警察は蚊帳の外にして、極秘で事件解明がされるのが本作のミソ。主役は警察OBの面々。前半はもやもや感を抱きながら読んだ。亡命事件の全容究明をもう少し抑え気味にして、犯人像(犯行背景、動機、企業への恨み…)をもっと追求すれば面白さと厚みが増したと思う。得意先トップの前でも怖気ず毅然とした主人公・34歳独身の長須恭介は好感がもてる男で好きだ。

2016/10/16

タックン

冒頭にソ連とかスパイとか不時着陸戦闘機とか公安外事っぽい話を匂わせてそれをずっと中盤までだらだら引っ張って結局は商社の内部の〇〇〇〇とは・・・・だから拍子抜け。でも最後のまとめ方はまあよかったかな。でもこの作家さんはいろいろ試行錯誤の努力はあるけどやっぱ新聞記者だから物語を練り上げるのは苦手みたいね。長須と美和のコンビでシリーズ化あるかもね?それにしても題名にもっと奥行があると思ったのになあ・・・・

2017/04/04

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