ビアンカ・オーバースタディ (角川文庫)
ビアンカ・オーバースタディ (角川文庫) / 感想・レビュー
hnzwd
巨匠 筒井康隆が描いたこてっこてのライトノベル。ここまでやるか、という位の王道のオンパレードに、続きがありそうなラストまで含めてラノベでした。ときおり挟まる説明が、きちんと書かれていて逆に面白い。ネタは代表作のセルフパロディですし、、大丈夫なんでしょうか。これをどこに行っても先生と呼ばれる人が書く、というシチュエーションまで含めて、筒井康隆だからこそできる遊びなんでしょうねー。
2016/06/09
hanchyan@だから お早うの朝はくる
あっという間に読み終わっちゃった(笑)。そもそもラノベ自体がどんなジャンルなのか個人的にいまいちよくわかってないので迂闊なことは言えないんだが、本作はなるほど「文章について五月蝿い事細かい事をくだくだいわず、筋立ての面白さを追う小説」なのだなとは思う。一方で、やたらセクシュアルだがエロくないなあという印象なので、本作のそれが一般的だとすれば「萌え」については、自分もしかして根本的なカン違いをしてるのかも。「セクシュアリティの希薄なエロチシズム」のことだと思ってたんだが…違うの?どなたかご教授のほどを!
2016/06/18
まりも
文学界の巨匠筒井康隆先生がラノベ界に殴り込み。美少女北町ビアンカが精液求めて、色々する話。こいつはひでぇや(褒め言葉)流石は筒井康隆、フィールドが変わってもやる事はほとんど変わりませんな。数年ぶりの筒井康隆作品でしたが、十分楽しめました。この破茶滅茶具合は大御所やから許されるんだろう。エロありちょっとしたラノベ批判も入ってたりと、本当に好き放題な物語でした。挿絵の人面カエルには腹筋崩壊しそうになったわ(笑)
2016/05/31
そら
巨匠、真面目に(?)遊んでますよね、ふざけてますよね(笑)。それも自作の「時かけ」で。ぶっ飛んでて面白かったですが、これを面白いと言うのは恥ずかしい。。(^^;)。設定が強烈な下ネタありきなので。下ネタは苦手なので、巨匠の作品でなければきっと最初の1/4までもたなかったです(笑)。いや~、なかなか楽しかった(^^)。
2020/10/05
ジンベエ親分
筒井康隆が書いた初のラノベ!ってことだけど、自ら「日本初のラノベは自分が書いた『時を翔ける少女』だ」とか言ってたのはどーなる?(笑) にしても筒井先生…相変わらずやりたい放題(笑) サブタイトルがすべて「○○のスペルマ」だもんな(笑) 想像してごらん、未来世界でのバトルシーンを(笑) そりゃもう筒井節全開の悪夢のような…(笑) ラノベではあるが(ほんとにラノベなのか?これは?笑)、筒井作品としては上級編なのではなかろうか。美少女マッドサイエンティストが繰り広げるエロナンセンスドタバタ(誉めてます笑)
2018/03/06
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