サッカーボーイズ卒業 ラストゲーム (角川文庫)
サッカーボーイズ卒業 ラストゲーム (角川文庫) / 感想・レビュー
扉のこちら側
2016年540冊め。図書館予約待ちの2~4巻が待てず、シリーズ1巻から購入済みの5巻へと飛んでしまった。小学生だった彼らは中三の夏を迎え、ガールフレンドもできちゃったりして成長著しい。1巻から変わらないのが彼らを取り巻く監督コーチ陣や保護者らの大人の世界も折々に挟まれているところで、奇しくも1巻と同じく重い病気の話も出てくるのだが、シリーズ最終巻としてよい結末だったと思える終わり方だった。
2016/07/10
hnzwd
シリーズ完結。中学最後の一年間。人生初の大きな怪我をした主人公と、チーム最後の大会を描いた最終巻。以前の話と比べれば波乱も少なく、全体的なエピローグという雰囲気もありました。夏の大会から最後の試合まで、大団円らしい展開。ラストシーンはベタながらもスポーツ小説、成長譚としては期待通りでした。頑張ろう。
2016/06/25
T. みぃた
遼介たち3年生にとっては、最後の夏。遼介の膝の怪我。草間監督の離脱。これまでもピンチはあったけれど、今回は最大のピンチ!そんな中で、自分たちのサッカーを見出だしていく桜ヶ丘中サッカー部のみんなは、大きく成長していく。チームメイト、監督、小さい頃から成長を見守ってくれているコーチ陣、そして、家族。たくさんの人に支えられて、プレーをしている。最後の試合、草間監督の気迫溢れる言葉は心の深いところまで届く。「~自分の生きる道は、これまでの自分の道からしか通じてはいない。~p254)
2016/10/08
まる
悔いのない形でラストゲームを戦えた桜ケ丘中学サッカー部3年生に乾杯。監督との摩擦・病気、要のキャプテンの負傷という二大トラブルを中心に幾つかの問題を抱えたサッカー部だったが、信頼されるキャプテンに育って来ていた遼介を中心に問題を解決して行くチーム群像を描いて素晴らしい。周りの指導者達にも恵まれているが、少年スポーツにボランティア的に関わる大人の多くはこうした人達なのだろう。大人達や仲間同士のちょっとしたアドバイスから解決法を見出だして行く少年達の成長ぶりに感動する。高校でも頑張れ‼️
2020/06/29
manya
サッカーボーイJr.ユースシリーズ最終巻。 「サッカーとは人生の縮図だ」故オシムさんの言葉です。 サッカーを通じて成長を続ける遼介達、桜ヶ丘中サッカー部の面々。物語を読み、サッカーって本当に人生そのものだなと改めて感じた。ルールがある中、ピッチの中に入れば目まぐるしく変わる環境下、自分自身で判断して実行しなくてはならない。成功も失敗もある。仲間の声の元、助け合い目標(点を取る)を達成していく。 だから、世界中で愛されてるんだなぁと改めて実感した。
2022/06/16
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