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結婚 (角川文庫)

結婚 (角川文庫)

結婚 (角川文庫)

作家
井上荒野
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-01-23
ISBN
9784041038086
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結婚 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

ひとりの男性(今回は結婚詐欺師)を外堀から埋めていく、連作短編集。形式的には『潤一』に似てますね。今回も、キャラが頭に入ってこず、苦戦しました。肝心の詐欺師のルックスが、私のタイプじゃなかったのも原因かも。そんな男に騙されるなよぅ、みたいな。次回に期待します。

2016/05/21

おくちゃん🍎柳緑花紅

映画の予告編を観て俄然興味を覚え原作を読んでみた。結婚詐欺師を頭の中で映画の主演ディーン.フジオカさんで読み進めたから?いえいえ、この詐欺師憎めないのです。だって彼は女を騙すとき、相手の女を「可愛い」と思う!いつもそこからスタートする。だったら騙される方も……。真実と嘘、真実の中にある嘘。嘘の中にある真実。結婚をめぐる男と女のお話。映画の公開が待ち遠しい。

2017/06/19

じいじ

 これは面白い。井上荒野の巧さにダマされました。主人公は結婚詐欺師・古海健児という中年男。OL,歌手、ウェイトレス、翻訳者…を次々と言葉巧みに手中に収めていく。歯が浮くようなキザな台詞でも、女の心が病んでいるときは効果テキメンのようです。でも、ダマされる女性側にもスキが…。心の奥底に仕舞い込んでいるつもりの男漁り、奇跡の出逢いを求める心内を読み取られているんですから―。ご用心ください。そんなダマしのプロも、妻の狂言「妊娠したみたいよ…」にコロリとダマされて結婚…には思わず笑いました。愉しめる一冊です。

2016/04/23

Lara

出来事の場面が相前後したり、登場人物がどういう立場の人か、理解出来ず。どうやら、結婚詐欺をするカップルのようだった。なんだかよく判らない内に読み終わってしまった。

2023/06/14

まさきち

女性をだます詐欺師の古海、そんな彼にだまされる女性を手配するるり。被害者を始めこの二人に関わる人々の語りで進む話でしたが事件や出来事ではなくそれぞれの人達の感情や思い、それも殆どが負の空気に満ちていて訳も分からぬままグレーな世界に引きずり込まれ、煙に巻かれた感じの一冊。

2016/05/31

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