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狩人の悪夢

狩人の悪夢

狩人の悪夢

作家
有栖川有栖
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-01-28
ISBN
9784041038857
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狩人の悪夢 / 感想・レビュー

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W-G

作家アリスシリーズの長編では一番面白かったかもしれない。この著者にはやはり、難解でいて綺麗なロジックを求めているので、変に密室とかは無い方が潔い。大泉が獏ハウスから一旦戻った理由が結局何故だったのか、読み落としたのかイマイチ理解出来なかったのと、"悪夢をみる部屋"があまり物語に絡まなかったのが気になった点。カーの『赤後家の殺人』から続けて読んだので、余計にそう感じた。せめて犯行現場をその部屋にして欲しかった。しかし大勢に影響無い範囲内。作家アリスシリーズ25周年でこのクォリティ。ベテランの底力凄い。

2017/02/05

starbro

有栖川有栖は、新作中心に読んでいる作家です。火村シリーズは本作で3作目です。犯人は直ぐに判ってしまいましたが、スティーブン・キングのオマージュ的作品で雰囲気を楽しめました。作中作の『ナイトメア・ライジング』も読んでみたいなぁ!『エルム街の悪夢』のような作品なのでしょうか?

2017/02/27

紅はこべ

アリスが女性編集者に好意らしきものを抱いたのにあれ?アリスって小町さんが好きかと思ってた。意外な結末を迎えますが。新本格派の探偵さんやワトソンさんはどうも恋に無頓着なので、アリスにはどんどん恋してもらいたい。アリスはワトソン役のみならず、探偵としても少しずつ成長しているみたい。被害者の手首の切断と移動の理由と必然性、火村先生の説明ややこしくて何度も読み返した。今でも理解できたかどうか不安。キーパーソンの急病死さえなかったら起こり得なかった殺人。やりきれないね。計画殺人でなくても本格ミステリたり得る。

2017/11/07

ダイ@2019.11.2~一時休止

作家アリスその23。王道の展開で犯人も王道?。動機を考えずに進めていくのね、で最後にはプチハッピーな出来事が・・・次作以降にも絡んでくるのかな?。

2017/02/16

stobe1904

【このミス2018年 6位の本格ミステリー】おなじみの火村・作家アリスシリーズの長編。アリスが宿泊したホラー作家宅の近所で手首のない女性死体が発見された。巻き込まれたアリスの要請を受けて火村が連続殺人事件に挑む。派手さや大きなヒネリはないが、しっかりした謎解きできれいに収束させる安定感と、アリスと火村のユーモラスなかけあいがこのシリーズの特徴と再認識した。安定感ゆえか、なぜか新刊に手が出てしまうシリーズ。★★★☆☆

2018/01/24

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