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ヨーレのクマー

ヨーレのクマー

ヨーレのクマー

作家
宮部みゆき
佐竹美保
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-11-21
ISBN
9784041040614
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ヨーレのクマー / 感想・レビュー

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やすらぎ

分かり合えないことほど辛いことはない。片思いとは違うけれど、守りたいという一途な思いを決して伝える術を持たない、かいじゅうのクマー。助けられていたことを知らぬまま、お互いが迎える悲しみの結末を、誰も望んではいないのに。深く鋭いフィヨルドの底に沈む優しさに添える花束はない。いつの日にかヨーレの町の人々に、この誰もが知らぬ出来事を伝えられないだろうか。先人たちが残した書物が見つかり、真実に涙する続編を描いてくれないか。ざわめきが消えないから。伝えられないことによる悲しみの物語から、伝えられることの尊さを知る。

2023/07/31

starbro

宮部みゆきは、小説、エッセイ、絵本問わず、新作をコンスタントに読んでいる作家です。私は忘却読者なもんですから、「悲嘆の門(1年10か月前に読了)」の作中作品(絵本)だと知らず、手に取りました。絵は美しいですが、悲しいビーストの物語でした。こういうコラボ作品はどんどん増えていくのかも知れません。

2016/11/25

絵本。作者が宮部さんだったので読了。こんな結末だとは知らず、クマーが救いようがなさすぎて切なかったです。

2017/01/28

KAZOO

童話というものの、この本は宮部みゆきさんの最近読んだ「悲嘆の門」の中で主人公がアルバイトする会社が「クマー」という名前でそのもとがこの本にあるということで図書館から借りてきました。やはり原作は宮部さんです。この内容に合った佐竹美保さんの絵がきれいで北欧という感じがします。宮部さんもよくまあこのような子供向けの本の原作をされるということに驚きました。

2024/11/07

mocha

宮部みゆきさん☓佐竹美保さんとくれば読まずにはいられない! 北欧の湖の中にクマーの悲しみが美しく沈んでいく。佐竹さんの色使いがとても好きだ。最後のページの文字がにじんでいることに はっとさせられた。「悲嘆の門」の作中作とのことでそちらも読まなければ。「絵本ナビ」にて読了。紙の本を購入しようと思う。

2016/11/20

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