魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2 (角川文庫)
魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2 (角川文庫) / 感想・レビュー
ゆかーん
少しずつ咲良田の街の仕組みが分かりかけてきた2巻目。浅井ケイがこの街を離れられなくなった理由が、謎の女性「魔女」との関わりによって、徐々に明確になってきました。浅井ケイとの春埼美空の強い絆のような関係も、ケイの能力が続く限りずっと続くようです。そして、2年前に亡くなった相馬菫に、未来を予言できる能力があることも知ってしまったケイたち…。もし、彼女を過去から蘇らせることができたなら、咲良田の未来も彼らの運命も、全く違う未来を見ることになるのでしょうか?次の3巻で、どんな展開を見せるのかとても楽しみです!
2017/03/25
さばかん
計算され尽くした物語。 面白かった。 未来予知ってのはほんと反則だよなぁ。 悪が強いのか善が弱いのか。見方次第だけど。 弱さは強さ。強さは弱さ。 そして、魔女を失い、野良猫を取り戻す咲良田。 大きな一波乱がありそうだ。
2016/12/05
もも
シリーズ2巻目。表紙きれいだなあ。夕日の中に佇むケイと『彼女』。印象深い。物語は2巻目にしてさらに面白くなってきました。ケイと春埼の前に『魔女』が現れた。『魔女』は管理局の頂点に近い場所にいる女性だった。囚われた『魔女』の身の事情が明らかになるにつれ、管理局にキナ臭い何かを感じます。過去のケイの影響を受けた赤い目の女の子も登場しますが…。2年前のケイは悪い人だなあ。一体2年前に何があったのか?『2年前に死んだ彼女』の名前と能力が明らかになり、全ては彼女に繋がっていく。ケイと春埼。二人の関係はどうなるのか。
2016/11/29
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
二年前ケイが不遜にも傲慢にも管理局を相手取った戦いの中で利用した少女、岡絵里の報復?腹いせ?そして、撮影した写真を破ることで、その写真の中へ入ることができる佐々野と、未来視という最強の能力を持つ少女ーー名前を持たない魔女であり、管理局のシステムでしかない彼女ーー。キーはその三つ。手にすれば咲良田を支配できるというマクガフィンは謎のまま。やっぱり、文章が洗練されてるように思う。前回読んだ時と印象がだいぶ違うし。ラストこんなんだった?と驚くラスト。来月が楽しみだなー。
2016/10/28
まりも
スニーカー文庫版既読。思い出に浸る事が出来る能力を持つ男・佐々野。能力を封印されてしまった彼の能力を取り戻すべく行動を開始したケイの前に魔女が現れる話。物語の展開はスニーカー文庫版と全く一緒。透明感のあるストーリーなのは変わらないけど、ここから少しずつ物語に色が付いてくるんですよね。色々と今後を期待させる伏線も貼られていたりと、静かで動きの少ない作品でありながら、飽きさせない工夫もしっかりとされてる辺り流石やなぁ。次巻も恐らく読みます。
2016/10/28
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