作家の履歴書 21人の人気作家が語るプロになるための方法 (角川文庫)
作家の履歴書 21人の人気作家が語るプロになるための方法 (角川文庫) / 感想・レビュー
じいじ
21人の売れっ子作家が、作家への道のり、金銭観など諸々のことを本音で明かしてくれています。好きな作家、気になる作家、未読の作家の知らなかった裏話が垣間見えて愉しめます。「影響受けた作家は、28の時出会った開高健」と言う、私の苦手(食わず嫌い)の角田光代に再挑戦したくなった。白石一文は意外と遅咲きだった。34歳の処女作が売れず、苦節8年後に『一瞬の光』で再デビューでヒット。小池真理子は直木賞の『恋』が飛躍のきっかけに。石田衣良は人づきあいは好きじゃない、独りでいるのが好き。全部紹介には、紙面が足りません。
2016/05/03
修一朗
作家という職業にある種の憧憬を持ってはいたものの、思春期に読んでいた作家さんは自殺したり神経衰弱だったり生活苦で死んじゃうような人ばかりで自分みたいになんの修羅場も経験してない田舎者には資質がないんだろうと思っていた。こうしてエンタメ系作家さんの経歴を見ると,割にすっとなれた人もいるのだなという印象。短い内容の文章だから毒吐き控え目なのかもしれないけど… 桜庭さん角田さんが長く売れなかったのも、白石さん皆川さんのデビューがこんな遅かったのも意外だった。未読状態の作家さんもいる。早速積読本に着手だ。
2016/05/30
森オサム
凄く読みたかったので、購入後即読了。ネットで購入したので分からなかったが、届いて見れば思いの外薄くてそこは残念。一人当たりのページ数が少ないかなぁ。「作家の履歴書」と言うタイトルですが、「志望動機」、「転機」等全員に同じ質問をしたインタビュー、アンケート集と言う感じです。ただ、質問内容が興味深いので、かなり面白かったですよ。21人中読んだ事がある作家は12人、本は持ってるけどまだ積んである作家が3人。自分の好きな作家が多いともっと良かったけどね。森村誠一と皆川博子の収入に一番ビックリした。人生いろいろ。
2017/02/23
らったった
スピードが上がってきたんでしょうか(笑) いや、まだまだですね。5冊は読みたいですから。色々と読みたい本も増えて来ました。 この読書メーターをフル活用して行きたいです。 この本を読んで思うこと。 一律してるのは、作家さんは本当に本が好きなんですねー。 好きな物を職業に出来る。 食えないで、もがいた作家さんも結構いて。 苦難を乗り越え、今に至るんです。 満足せずに読みますよ(笑)
2018/05/22
いしかわ
前から気になっていたけど購入して本当に良かったなぁ。大好きな辻村深月さんがいるのも理由だけれど、普段見れない「小説家」が「小説家」として向き合って、「物語」について語ってくれている。大好きな物語の向こう側にいる神様のような人が、どうやって作品を生み出しているのか 何がキッカケとなったのか…一冊に夢が詰まっていて、とても眩しい。作家を目指している人も必見。そうじゃないひとも、これ読んだあとに小説描きたくなるはず。
2016/06/01
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