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うるさい日本の私 (角川文庫)

うるさい日本の私 (角川文庫)

うるさい日本の私 (角川文庫)

作家
中島義道
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-05-25
ISBN
9784041044827
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うるさい日本の私 (角川文庫) / 感想・レビュー

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♪みどりpiyopiyo♪

以前読んだ本。■雁字搦めで「ここから出なくちゃ」と思うとき、適切な援助を得られたら幸いだけど 得られない事もあるよね。そんな時には、「どこを目指すか」はさて置き、取り敢えず障壁を崩し足枷を振り切る事も時には必要で。目指す道を考えるのはその後でも出来るしね。■この人をはじめ、色んな人の様々な考え方に助けられ、鎖を解き、外へ出られたからここまで来れたんだよなぁ。■私にとって過去の恩人みたいな本です。「あなたのおかげで、あなたが必要無くなりました。ありがとう」 ( ' ᵕ ' )

香菜子(かなこ・Kanako)

うるさい日本の私。中島 義道先生の著書。私も日常生活でうるさいと感じてしまうことが多くて、日本は過剰サービス社会なのかなと思うこともしばしば。それが日本人の自主性や自分で考える力を奪ってしまっていると思うのは考え過ぎの被害妄想なのかもしれないけれど。

2019/02/10

ちさと

テレビやラジオ、町中いたるところに流れるアナウンスの音に我慢できない私。考えを同じくする中島先生が、静かさを求めて騒音に立ち向かう奮闘記です。爆笑するところ4割、真面目に考えるところ6割。「優しい放送」を支持する人達は社会的に公認されたマイノリティの味方にはなるけど、騒音による被害者だっていることに全く気がつかない。理解しようとしない。そういった行為は「怠惰で無責任な幼稚園国家を作る手助けをする」に激しく同意。訴訟大国アメリカでも、近しい文化のアジア圏でも、こんなうるさいアナウンスないですよ。

2019/03/01

どらがあんこ

序盤だけ読むと哲学者というより騒音うるさいおじさんなのだけど、そこもひっくるめて後半に展げてゆくからうまいなぁと。言い方の問題を拾うと日本人の道徳はやはりシニフィアンベースで中身は優しさに包まれているのだ。著者は自ら異質性となるが、またそれが簡単に懐柔される流れが戦闘記には細かく記されていて流動性を持った問題だとわかる。

2019/05/11

テツ

街中で垂れ流される誰も聞いておらず何の意味もないアナウンスへの批判と攻撃。そこから解るのは、社会に認められたマイノリティと認められないマイノリティが存在するということ。社会に認められないそれはただ単にワガママだとしか認識されないのだ。LGBTなんちゃらや貧困層への配慮はされるけれど、中島先生の面倒臭いおじさんムーブでしかない街中の騒音への苦情は、配慮どころか我慢を求められるのだ。少数者への配慮だの弱者への救済だのは、社会に認められた方々にしか与えられない特権にすぎない。面倒臭いおじさんは一顧だにされない。

2023/09/27

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