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犯罪小説集

犯罪小説集

犯罪小説集

作家
吉田修一
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-10-15
ISBN
9784041047385
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犯罪小説集 / 感想・レビュー

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starbro

吉田修一は、新作中心に読んでいる作家です。どこかで見たり、聞いたことがあるような市井の犯罪短編集、実話ではと錯覚させるリアル感があります。ふとした弾みで犯罪に手を染める人間の哀しい性のオンパレード!オススメは「曼珠姫午睡」と「白球白蛇伝」です。でも函入り愛蔵版を造るほどの作品ではないかなぁ。

2016/12/05

ミカママ

誰にでも邪悪なものに惹かれる心の部分あると思うけど、この作品集はその部分を羽ぼうきでさささっと撫でられるような気持ちにさせられる。どれも長編で読みたい。心理描写の巧みさは、修一さまならでは。神だわ。

2017/04/04

yoshida

実際にモデルとなった事件が浮かぶ犯罪小説を5編収録。人はなぜ罪を犯すのか。吉田修一さんが丹念に質感をもって描く。「青田Y字路」での外国人母子の地域に受け入れられない悲哀。異様な群衆心理。明かされる十年前の真相。「万屋善次郎」の閉ざされた集落での村十部の恐ろしさ。寡黙な為のすれ違いが生む憎悪と狂気。「白珠白蛇伝」での、野球一筋に純粋に育てられた故の無知が生む哀しさ。下げられない生活レベルと価値観。子の姿に涙。人間の弱さと見栄。犯罪は私達の生活の側にあり、まだ遭遇してないだけかもしれない。考えさせられる傑作。

2017/04/23

まちゃ

五つの犯罪にまつわる小説が収録された短編集。どれも新聞やTVで見聞きした気のする事件でした。罪を犯した人間と、それを取り巻く人々の事件の背後に潜む業と哀しみ。どの話もラストが良かったです。楽しめました。

2017/01/09

こうじ

⭐︎⭐︎⭐︎3/5 良かった(*^_^*)5つの短編集。どれも、もやもや感が残る終わり方^_^;人間の堕ちていく模様が切なく辛かった^_^;コツコツ真面目に暮らすのが1番なのかな^_^宝クジ当たらないかなぁ^_^

2016/11/13

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