緑の家の女 (角川文庫)
緑の家の女 (角川文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
むかしは「ハポン追跡」という題名で出ていたのが、角川文庫で別の題名で出されました。岡坂紳策シリーズの3巻目です。何度目かの再読ですがいつも楽しませてくれます。5つの話が収められていますが、私はスペインものの「ハポン追跡」がやはり好みです。作者の力の入れようが違うと感じます。佐伯さんのスペイン物も読みたくなります。
2017/12/25
ヨーコ・オクダ
岡坂神策シリーズ。短編5本。過去の作品でお近づきになったのにスペインへ行ってしもた理絵センセが帰ってきたみたい。「ハポン追跡」では、そんな彼女と岡坂が資料を突き合わせながらハポン(スペイン語で日本)という姓を持つ人たちのルーツを探る。支倉常長関係の話も興味深くて…て穏やかな話かと思いきや、終盤で急展開!登場した3人のスペイン人の真の姿は!?精神医学モノの「首」も好きやし、ラストの「血の報酬」はハードボイルド、アクション、サスペンスといろんな要素が楽しめてエエ感じ。長編で読んでみたかったなぁ。
2019/09/16
stobe1904
【岡坂神策シリーズ短編集】5つの短編から構成されるハードボイルドテイストのミステリ。謎解き、アクション、エスピオナージュなど色々な味付けをしているが、どの作品もレベルが高い。特に『ハポン追跡』と『血の報酬』は著者得意のスペインもので短編ながらスケールが大きく、秀逸。美酒を味わうように他の岡坂神策作品もじっくりと楽しみたい。★★★★☆
2020/06/06
かおる
短編集だけど、どの話も面白かったです。主人公の岡坂のセリフが妙に小洒落てて好きでした。岡坂シリーズを読んでみたくなりました。
2017/03/29
かこ
岡坂紳策と桂本弁護士の会話がいちいち面白い。最後の血の報酬は切なかったなー。
2018/10/08
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