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遠い唇

遠い唇

遠い唇

作家
北村薫
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-09-30
ISBN
9784041047620
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遠い唇 / 感想・レビュー

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starbro

北村薫は、新作中心に読んでいる作家です。本作は寄せ集め感、バラツキのある短編集です。著者のマニアックな拘りのある作品が多い気がします。オススメは江戸川乱歩へのオマージュ作品「続・二銭銅貨」と源氏物語と融合した「ビスケット」です。

2016/10/28

紅はこべ

「ビスケット」ドラマは観たけど、巫弓彦出てたっけ?被害者はこのダイイングメッセージが警察に通じると思ったんだろうか。あゆみが真相に到達したのは巫の一言のお陰だし。犯人にしか通じないメッセージって無意味な気がする。逆に表題作の暗号は作り手が受け取り手が必ず解いてくれると過大評価したか。「しりとり」は素敵なラヴレター暗号。「解釈」は星新一っぽい。〈円紫師匠と私〉のヒロインに続き姫宮あゆみのアラフォーの姿が見られた。次は覆面作家のお嬢様だな。

2017/10/11

星落秋風五丈原

表題作せつない。「しりとり」夫婦愛。「パトラッシュ」もうすぐ夫婦になるんだなあ感のあるカップル愛。「解釈」いやーどうしちゃったの北村さん!と思いました。

2016/10/23

ナイスネイチャ

図書館本。謎解きがメインの短編集。過去の文学をちりばめたりと上質感ある作品集。でした。「遠い唇」「解釈」がお気に入り。

2016/10/23

KAZOO

最新作で短篇7つ収められています。ただこの中では好き嫌いが出る人もいるかもしれません。クイズのようなあるいは軽い恋愛小説のような者が収められたりして、北村さんの作品をいくつかに分解したら、というようなものもあります。あとがき代わりの付記や、続・二銭銅貨がやはりこの作品の中ではよかった気がします。

2016/10/30

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