猟師になりたい! (角川文庫)
猟師になりたい! (角川文庫) / 感想・レビュー
おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ
まったく、社長なんかやってた奴は労働者としては使い物にならん。作業効率だの収益性だのコンプライアンスだのと、能書きが多くてまあ使いづらい。仕事はできるが態度もでかいし、社長よりキャリアがあって見た目も社長より社長っぽくてムカつく。指示するたびに議論になってはやり込められ、説教までされても的を得ているだけに返す言葉もない。ポンコツのくせに。と、相手も思ってるだろうがこっちも我慢に我慢を重ねて頑張ったけれど堪忍袋の緒がぶっ飛んだので会社を辞めてやった。何のあてもないがこれからどうしましょう。猟師になりたいわ。
2017/10/11
saga
著者定番の体験型レポート。長野県松本市への移住がそもそもお試しだったとは著者の弁。猟師のインタビューをオファーされて、猟師にならなければちゃんとした取材ができないと思い込む著者を微笑ましく思う。著者が参考にした『ぼくは猟師になった』『山賊ダイアリー』は自分も読んだ。猟師は高齢化もあって減少していき、有害鳥獣は増加している。現在の狩猟を囲むシステムを変えなければ、自然との共生が難しくなろうとしているのだろう。さくさく読めて、ためになるエッセイだ。
2018/01/28
to boy
なかなか面白い本です。東京から松本に引っ越したライターがひょんなことから猟師の免許を取得し銃を購入し猟を始めるまでの顛末が書かれています。害獣が増えている一方、駆除する猟師が減っている事、駆除した動物の肉のほとんどが利用されることなく廃棄されている事など初めて知りました。最後に書かれているジビエ料理の味はぜひとも経験してみたい。右も左もわからない素人が免許を取っても仲間がいなければその先に進めないのでそこの所を行政でなんとかして欲しいです。
2017/10/16
メルル
費用の問題もかなり大きいと思うが、本当のハードルは実際に狩猟に出るには誰かの助言が必要ということかも…。助言をもらうにはためには、それなりに経験者とのつながりを作っておかないとダメ。これを読んでいると、実際に狩猟ができる状態まで持って行けても、やっぱり難しいように感じてしまう。農家さんに食料の提供を受けている身としては、害獣駆除という方法で恩返しをしたいのに…。
2016/11/29
トムトム
うん。猟師になりたい。私も動物を殺せるかなという心配はあるけれど、自分で殺して美味しく食べるという事をしてみたい!真剣勝負で自分の身の危険を感じながら、食料を得たい!実際トロさんの文章を読んでいると楽しそうだし美味しそうです。いつか、猟友会に入るだろうな…。
2023/07/25
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