虚実妖怪百物語 序 (怪BOOKS)
虚実妖怪百物語 序 (怪BOOKS) / 感想・レビュー
starbro
京極夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。実在の作家、出版社、雑誌等が数多く登場するノンフィクションのようなフィクション、正に虚実妖怪百物語です。本作で一つ目小僧が男根の隠喩であることを初めて知りました。淑女の皆様に、一つ目小僧が人気なのは納得出来る気がします(笑)トータルの感想は全巻読了後に。百物語だから実は全十巻(現状1巻あたり10話)だったりして。その方が怖い気がします。なお本作を京極夏彦フリークや妖怪好き(妖怪原理主義者を除く)以外には、決してオススメしません!
2016/11/22
勇波
えーっと、こっち系の小説だったのですね。。妖怪馬鹿小説。「どすこい」と「南極」読破してるので問題無いですね。無駄に面白い。中でもレオ☆若葉はオモシロ馬鹿ですね。誰だろ?って検索したら『レオパレス若葉』がいっぱい引っかりましたよ。馬鹿ですね。。もちろん続きも読みますよ★
2016/10/27
ハイランド
京極堂シリーズの登場人物の子孫らしき人物たちや、実話怪談の作家たちが実名で登場し、妖怪がらみ様々な事件に巻き込まれる。百鬼夜行絵巻から抜け出した妖怪たちが、現実世界に出現し始めたのだ。水木御大の「妖怪大戦争」あたりのオマージュらしいが、まだ序なので物語に対する感想は控えておくが、シャレがきつすぎて今一楽しく読み進められず。特にレオ☆若葉の話はうっすら殺意すら覚えてしまった。序破Qじゃなくて、ちゃんと三巻で終わっているらしい。それにしても京極堂シリーズと化野燐氏の人工憑霊蠱猫シリーズの続きが読みたいなー。
2017/12/10
KAZOO
京極さんの従来の小説を読んでいるので、おどろおどろしい小説を期待したのですがまるっきり別の感じでした。実名などがどんどん出てくるので、ある意味最初に水木さんの話があるように妖怪ブームが去ってしまって、ということでの危機意識からこのような企画になったのではとうがってしまいました。内容は結構現実の日本に妖怪が現れて新幹線を止めたりということで、ハチャメチャな感じもします。この巻の最後のほうには岩井志麻子さんまで出てきます。
2018/01/08
ヘビメタおやじ
企画はワクワクものです。加藤保憲復活、百鬼夜行を京極が書く。ただ、会話が長くて、スピードが感じられなくて残念です。京極堂シリーズは会話が魅力でしたが、今作はちょっとくどいです。破でのスピードアッブに期待します。
2017/10/04
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