虚実妖怪百物語 破 (怪BOOKS)
虚実妖怪百物語 破 (怪BOOKS) / 感想・レビュー
starbro
第二巻「破」に突入です!21世紀の帝都東京に妖怪が跋扈し、LIVE中継されるなんて・・・妖怪というよりも、ウルトラマンの怪獣いやジャイアントロボ状態です。著者の遊び心満載で、かなり楽しんで書いています。大風呂敷を拡げたので、最終巻でどう収拾をつけるのかが楽しみです。それでは最終巻「急」へ、いざ!!!
2016/11/23
勇波
絶望的状況から妖怪馬鹿たちの奮闘で光明が見えてきた。勢いに乗る妖怪馬鹿の中で「0%が数%になっただけじゃん」とバッサリいくのがもちろん京極。この屁理屈馬鹿はやっぱ一筋縄ではいかないね。この馬鹿達の中で綾辻氏だけがかなりの常識人に思える。しかしよく考えるとこの方「YAKATA」馬鹿でしたね。あと荒俣先生がロボに載ってるのを想像するだけで笑えます。最後に「オニを退治せよ」との水木大先生の鶴の…いや『神』の号令のもと物語はどう展開していくのでしょうか?『急』へ急ぎます★
2016/11/05
KAZOO
今回は前回よりもさらにハチャメチャな感じがしてきています。水木先生ほか原作者や荒俣さんなども出てきてどうなっているのかという感じです。最初に加藤や加藤よりしたのデーモンが出てきたり、クトゥルフ神話関連のものあるいは学天則も出てきたりとこの分野が好きな人にはたまらないでしょうね。
2018/01/16
優希
事件解決に向かうと思いきや、相変わらず妖怪騒ぎなんですね。しかも前巻よりますます盛り上がっているという印象を受けました。皆が馬鹿騒ぎしているのは面白いし、現代に忍び寄る妖怪のみならず、ロボとかも登場するのは最早ギャグ小説と言ってもいいかもしれませんね。少しは妖怪の絡繰は見えましたが。急できちんと収束するのか心配です。
2017/07/19
ダミアン4号
世間の混乱全てが“妖怪”の仕業という風潮が広がり妖怪を愛して(?)止まぬ妖怪馬鹿達の身にも危険が迫る!ここまで思い切り実名を挙げてもいいものか?と問いたくなるくらい登場する有名作家の皆々様!京極先生無っ茶苦茶、楽しんでますよね(笑)妖怪にとり憑かれて引篭る以外なくなったKの元を訪れる作家のHさんFさん…“京極堂”の物語に登場する神経衰弱気味のあの方を訪れるシーンを思い出します(笑)それにしても…暴徒と化した民衆が理不尽な理由で押しかけてくる場面は物語と理解していても息苦しく…で、脱出の方法がアレって(爆)
2017/02/26
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