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怪しい店 (角川文庫)

怪しい店 (角川文庫)

怪しい店 (角川文庫)

作家
有栖川有栖
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-12-22
ISBN
9784041049600
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怪しい店 (角川文庫) / 感想・レビュー

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佐島楓

作家アリスシリーズの短編集。相変わらず安定して面白い。火村によってはぎ取られていく犯罪者と犯罪被害者の素顔に、凄みを感じた。

2017/01/28

HANA

店を舞台にしたミステリ集。登場する店も古物商から古本屋、理髪店に怪しげな店と幅広く、作品の形態もオーソドックスなミステリからアームチュアディクティブ、倒叙とこれまた同じく幅広い。一読して気に入ったのは「潮騒理髪店」。女性の奇妙な行動から詩情に満ちた理髪店まで、ほんの些細な事を手掛かりにする安楽椅子探偵モノを堪能できた。他にもアリバイ崩しの変形「古物の魔」女性の始めた奇妙な商売を巡る「怪しい店」等、商売に直結したものに面白さがあるな。鬼面人を驚かすわけではないが、地に足の着いたミステリを味わえる一冊でした。

2016/12/25

papako

続けて火村シリーズ短編集。『古物の魔』ウオマサの物の価値を知るには『お金を出して買う』とても胸にささりました。物欲の少ない自分は必要なものしか買わない。必要なものを必要以上に買ってしまう。もっといろんなものを買ってみよう。この短編集が一番好きでした。『潮騒理髪店』髪の毛で何をするつもりだったんだろう。そんなことにすがるほど追い詰められたリカちゃん、大丈夫か?『怪しい店』有栖川有栖と高柳の最後の喫茶店のシーンが好き。さてさて、角川の火村シリーズ攻略しました。次の『鍵のかかった男』まではいきますか。

2017/12/17

五右衛門

読了。いつもの二人のやり取り で 何時ものように殺人事件です。安定感抜群でした。宿があってからの店。怪しそうで普段何しているかわからない店ってありますよね。中でも表題作が好きです。又一息つきたくなったらこのシリーズ帰って来ます。楽しみにしてます。

2020/07/10

えみ

謎に殺人に…一癖も二癖もある不穏な5つの店にご来店!さすがは有栖川有栖と火村英生の名コンビ。躊躇いもなく扉を開ける。事件慣れしている2人が顔を出せば、警察さえも彼らの活躍に期待を隠さない。解決はすぐそこ!の雰囲気が警察から漏れてくる感じが好き。もちろんその期待にきっちり応える裏切らない名探偵っぷりに毎度のことながら惚れ惚れするのは言うまでもない。「古物の魔」「燈火堂の奇禍」「ショーウィンドウを砕く」「潮騒理髪店」「怪しい店」。短編でありながら長編さながらガッツリ心を掴むミステリ。店でミステリの商いを…!?

2022/03/03

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