ダークタワー I ガンスリンガー (角川文庫)
ダークタワー I ガンスリンガー (角川文庫) / 感想・レビュー
扉のこちら側
2018年276冊め。スティーブン・キングの作品は全てここに集約されるという世界系超大作。構想されたのが1970年、デビュー前の大学時代というのだからその大作ぶりが恐ろしい。1巻では主人公と少年の邂逅、時間や空間のねじれが起こっている世界観であることがわかったくらい。物語はこれからか。シリーズを読んでいきたい。
2018/07/07
おかむー
解説によればキング作品の根幹をなすシリーズとのことだが正直なところ難解。『もっとがんばりましょう』。主人公・ガンスリンガーが宿敵“黒衣の男”を追う旅を描いたロードノベル。「時間も空間も〈変転〉する」西部劇的世界を、しかめっ面のガンスリンガーがひたすら思い悩むばかりで、冒険物語としてのスリルもワクワク感もまるでない。そこかしこで挿入されるガンスリンガーの滅びた故郷や若かりし頃の回想で現在の探索行に至る経緯の説明となる訳でもなくあやふや。シリーズの序章であることを差し引いてもひとつの作品として楽しめない。
2018/12/02
panam1927
★★★★☆
2017/07/19
春ドーナツ
新潮文庫版を読んでいた頃、続刊の発売日を心待ちにしていたこと。今は亡き寂れた喫茶店で日が暮れて暗黒の帳がおりたのにも気づかずに読みふけっていた冬、を思い出す。*古物商Bのサイトで、ついに禁断の「大人買い」アイコンをクリックする。店舗取り寄せ。重たい一斤のパンみたいな奴を両手で捧げ持って帰り自室で開封。バラバラにつっこまれているので並べ直して積み上げる。標高30センチを超える塔状のものを見上げて肝をつぶす。素朴な不安として読破できるのか? 先日観た映画版の情報が二重写しになるのでややこしい。あれっ? とか。
2022/09/07
サーフ
全編「ダークタワー」シリーズのプロローグといえる内容。この巻単体では「面白い」とは言えないものの、次巻以降のストーリーの期待感がどんどんと高まってゆく。時間軸も頻繁に変わっていくので展開に馴れるには時間がかかってしまう。描かれる世界観は個人的にはストライクゾーンど真ん中。ダークで、パラレルワールドっぽい所がとても好き。伏線も張られているようなので全巻読破した後に再読したい。まずは次の2巻を読もう。
2018/06/16
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