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ある日うっかりPTA

ある日うっかりPTA

ある日うっかりPTA

作家
杉江松恋
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-04-28
ISBN
9784041052570
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ある日うっかりPTA / 感想・レビュー

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ゆみねこ

我が子の小・中・高時代に、何度かPTAに関わった経験があるので、杉江さんの体験記を懐かしく読ませてもらいました。どっぷりとその中に浸かっているときには気づかなかったあれこれを思い出して、苦笑。田舎から東京に引っ越し、右も左も分からない私もPTAでお友達が出来たり、それなりに楽しみました。仰天エピソードも!夫が職住一緒と言う環境、当時は携帯の普及前、家の電話で私宛にかかってくる電話の取り次ぎの夫の声が感じいいので、是非PTA会長を引き受けて下さいという依頼が(笑)もちろん即座にお断りしたけどね!

2017/08/25

千穂

PTAグランパ的な小説かと思って借りて来たらノンフィクション物でした。小学校で会長3年勤めた記録。なかなかの行動力を持ちPTAの改革を行うところ興味深かった。

2017/08/19

Kumiko

作者が小学校PTA会長を務めた時のルポ。PTAあるあるや「うちの学校とはちょっと違う」などとても興味深く読んだ。それにしてもPTA会長はかくも大変である。私は本部役員をしているが事あるごとに「向いてないなあ」と思う。PTAに向いているのはいかに人との繋がりを密にするか、ということだ(悟り)。地域やP達との小さな繋がりが、何かと役に立つのだ。分かっているけどそれが出来ない(何せ本さえ読んでいれば幸せな人間なので…)。その才能がないのだと思う。松江さんは今でも当時のP仲間と旅行に行ったりするらしい…すごい。

2017/08/27

くさてる

関わったことがないものの、伝え聞く話によるとひたすらしんどく面倒くさいイメージしかないPTA。その会長に自由業のライターである著者が就任したことからはじまるノンフィクション。松恋さんが苛められたり理不尽な目にあうような話だったら辛いなあと思っていたものの、実際のPTAはそんな先入観を軽く超えて、組織の可能性とお役所仕事と人々の尽力と、そしてやっぱり人間同士の信頼関係が絡み合う、複雑だけど面白い世界でした。PTA経験者の方が読むとより思うことがあるのでは。地域差も大きいけれどドラマ化とかしたら面白そうです。

2017/06/07

本木英朗

書評家としての著者については、細かい配慮の行き届いた知見の披露と、堅苦しくもなく馴れ馴れしくもなく語りかけてくるその文体が、レビュワーとしての信頼を与えてくれる方だと感じている。だから、如何にご本人が「うっかりPTAになった」顛末を語ろうとも、安心して読める。PTAという世界の「当たり前」について著者が感じる驚きや、投げかける疑問や提案にも腑が落ちることばかりだ。むろん、自分が同じ立場なら同じようにできるとは思えない。それでも「共感」と「納得」を与えてくれることに、著者のバランス感覚の確かさを感じる。

2017/05/09

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