濱地健三郎の霊なる事件簿 (幽BOOKS)
濱地健三郎の霊なる事件簿 (幽BOOKS) / 感想・レビュー
starbro
有栖川有栖は、新作中心に読んでいる作家です。心霊探偵濱地健三郎のシリーズは初読です。心霊探偵の連作短編集、ホラーとしてもミステリとしても中途半端な気がしますが、それなりに楽しめました。オススメは冒頭の『見知らぬ女』です。心霊探偵・濱地健三郎と助手・ユリエの関係が今後どうなるのか興味津々です。
2017/10/26
しんたろー
ミステリ好きのくせに何故か未読だった有栖川さん初読み。なのに本格ものではなく、超常現象を解く心霊探偵を選んだのは単に表紙に惹かれて…探偵・濱地と助手・ユリエが挑む7つの怪事件を描いた短篇集…ラノベ調を想像していたが、人生哲学が綺麗な文章に凝縮されていて、読み易くも奥深い味わいもあった。あとがきに「ミステリの発想を怪談に移植した上で、両者の境界線において新鮮な面白さを探すこと」と狙いを書いているのが頷ける。一編が30~40ページだから仕方ないが、もう少し人情が書き込まれていれば、人に勧められるが……。
2017/10/24
紅はこべ
この探偵を謎めいた魅力を持つ紳士に見せようとして、失敗しているように感じた。霊に対して上から目線。
2018/01/24
nuit@積読消化中
【オール・ハロウズ・イヴ読書会★第三週(10月22日~10月31日)】心霊探偵!ということで飛びつきました。なんとも全体的にお上品さが漂う連作怪談ミステリー。気がつくと仕立ての良いスーツに身を包み、オールバックに撫でつけた髪型の心霊探偵の登場を待ちわびている自分がいました(笑)。この探偵の浄霊の仕方はとても優しい。著者の『幻坂』は未読だったので、そちらにも心霊探偵濱地健三郎が出ているとのこと!なんだか得した気分。
2017/10/27
ダイ@2019.11.2~一時休止
連作短編集。心霊探偵で幻坂に登場していたらしいが全然覚えてない・・・。霧氷館が一番良かった。
2017/08/15
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