ミッション建国 (角川文庫)
ミッション建国 (角川文庫) / 感想・レビュー
W-G
好き嫌いがはっきりとわかれそうな政治の話だが、著者ならではの提言を盛り込んで、キッチリとエンターテイメントになっている。多賀谷が甲斐にミッションを与える冒頭だけが、妙に脈絡なく唐突な感があるのは気になる。しかしそれ以降は、時に脱線気味に日本国内の問題を網羅しながら、憂国の志を持った若い政治家の奮闘を描き、希望ある物語に上手く仕上げている。少子化問題ひとつをとっても、これだけ様々な外部要因まで考えを巡らせ、先々を読んで考えなければならないのだと、本物の政治の大変さを伺い知ることも出来る、お勉強にもなる本。
2020/05/06
エリク
経済、フィクション系で読んできた楡さんですが、今度は政界関係のストーリーでした。
2019/12/31
Syo
う〜む 確かになぁ
2022/10/04
モーモー
今年最初の投稿。 2013年前後に発刊された日本への政策提言本。 8年程経過した今でも問題は何一つ解決してなく、むしろ泥沼に入っている日本の現状は厳しいです。 第二新卒の仕組み、教育提言は今からでも実現してほしい政策である 今年は良い年になることを願っています。
2023/01/04
ダイトウ産
政策提言を小説を通じて読み進めていく本書。日本が抱える最大の課題とも言える「少子高齢化」をリアルに生々しく描く。更には中国を見据えた、現憲法の問題などもリアルに描く。本書はその対策もしていることから政策提言書と言えるのだが、「スマート農業」「通信教育」「子育て施設付き団地」を示している。リタイア層を地方に集め、地方の若者と合わせて「スマート農業」に従事する。子育てを終えた女性や思うような職を得れなかったものは「通信教育」を活用する。高騰する住宅は、「子育て施設付き団地」で賄う。という感じ。つづく
2024/03/17
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