多摩川のミーコ (角川文庫)
多摩川のミーコ (角川文庫) / 感想・レビュー
ぶんこ
ある日母猫から引き離されて多摩川に捨てられた雄猫ミーコ。ホームレスのおっちゃんに助けられて、先住猫の雌猫たまと仲良く暮らせるようになっていました。空き缶を集めて生計を立てているおっちゃんですが、収入の少ない時でも猫の餌優先。優しい人に助けられてホッとするものの、飼い犬をけしかけて子猫を襲わせる若い女性。ゴルフクラブで殴る人。ホームレスを襲う人等々人間の残酷さも描かれていて胸が詰まります。ホームレスや動物たちの生活を支援するボランティアの人々もたくさんいました。この本は、そんなボランティアの人が書いた実話。
2023/05/11
菜穂子
多摩川に捨てられたミーコ。多摩川の小屋で暮らすおじさんと先住のたまとの日々の生活はミーコの成長の物語。2019年の台風での多摩川の被害を自分の目で見知っているのであの恐怖が蘇ってくる。人と動物の命を助けた人達がいたとほっとする。
2024/01/18
楽駿@新潮部
川崎図書館本。にゃんこまつりで知った1冊。我が家の猫も、雨の中、多摩川から来た子なので、とても他人事と思えない。実際、出てくる地名からも、それほど離れていない。川べりに住む人達は、確かに多くがペットを飼っている。犬、猫、兎だけでなく、鴉を飼っている人も見かけた。その多くは、自分の食事代を削っても、ペットの為に少ないお金を使う。地域の猫ボランティアが、餌を与えているけれど、やはり、捨てられて、自分で生きにくい猫たちは、鴉に襲われて、片目を失くしたり、命を亡くしたりしている。中途半端に飼うなよ!最後まで→
2023/03/24
sakai
「誰かに安心を与えるということは必死じゃないと出来ないことなの」というたまさんの言葉がとても胸に響きました。
2018/12/02
SUN
泣けた。動物の話は涙なしに読めない。( ;∀;)
2018/09/26
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