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蜜華の檻 ~堕ちた麗人~ (角川ルビー文庫)

蜜華の檻 ~堕ちた麗人~ (角川ルビー文庫)

蜜華の檻 ~堕ちた麗人~ (角川ルビー文庫)

作家
丸木文華
笠井あゆみ
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-05-01
ISBN
9784041055694
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蜜華の檻 ~堕ちた麗人~ (角川ルビー文庫) / 感想・レビュー

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miyu

なんですかこれ、いいわ!笠井御大の表紙エロに騙されるが中身はほぼ『無意識両想い』で途中までエロはほぼ無し。成り上がり新華族の眞鍋高明は自分を尊大に見せながらも実は心から華倉千秋を大切に慈しんでいるのが読み手にも見え見えだ。一方で当の千秋は没落華族である身の上を憂いつつ最後の矜持だけは守ろうと意地を張り猛烈焦れったい。そんな千秋も本当は高明を憎からず思っているのが手に取るように分かるのでさらに萌えるではないか。一瞬自分が昏めの純文学を読んでいるのかと錯覚した。文華先生の抑えた文章と時代設定がとても光る良作。

2018/10/25

青龍

こういう設定(時代も)好きなので、楽しめました。王道ではあるけど、攻めと受けのパターンも、いい。以外とあっさりラブラブになって、物足りないのは否めないけど、イラストは堪能した。褌に拍手!

2017/05/05

そらねこ

再読・登録漏れ。凄く好き。戦後、華族制が崩壊し、政府からの助成金が無くなり、同時に莫大な財産税が課された結果、生活能力の無かったそれまでの貴族階級は没落し貧困に。そして残されのは矜持だけ…。その苦境にある受けに通常運転のBLの攻め様ならご無体で…となると思いますが、この攻めは違いました。いや、中々の男前ですよ。けれどその思いも矜持すら尽きた受けを前に悔しさについ…となるわけですが、戦後の華族の悲哀を見事に描いてると思います。BLとしても胸キュンですし、歴史的な内情も良く分かり、素晴らしいと思います。流石。

2018/09/21

フキノトウ

これはまた凄い表紙。チラリと見える褌にドキドキ。眞鍋が気持ちをはっきり早めに告げていれば、こじれずに済んだのではと、考えてしまうな。

2018/12/26

辺辺

積本崩し。十年来こじらせ系(笑)の再会愛。没落貴族の受がなかなかの魔性でしかもとんてもなく美しいというのがツボ(人呼んでかぐや姫、笑)、元新貴族やり手の攻もなかなかどうしてか一筋いかないような執着の持ち主でこれもツボ、に加え、絵師・笠井あゆみさんのとんでもなく綺麗な絵も相乗効果を生み、大いに楽しんだ一冊でした。後書きでももっと華族ものを書きたいと仰ってる丸木さん、ぜひともまた挑戦して頂きたい。攻視点のペーパーは欠かせないね。

2017/04/29

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