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消えてなくなっても (角川文庫)

消えてなくなっても (角川文庫)

消えてなくなっても (角川文庫)

作家
椰月美智子
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-05-25
ISBN
9784041056028
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消えてなくなっても (角川文庫) / 感想・レビュー

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しいたけ

憑くとか霊魂とか、私はこの物語をフィクションだとは思えないくらい身近に感じてきた。それでも、このラスト。やっぱり読み返してしまうでしょう。驚いた。

2019/11/23

papako

椰月さんだし、この表紙だし、ジュブナイルかと思ったら、全然違った。皆さんのレビューでなんとなく内容は推測してたけど、ここまでとは。しかし、河童のキヨシがいいキャラで救われた。姉弟が生き別れたのには納得出来ないけど、ラストはしょうがない結末。描かれてない節子先生と直之の話の方がもっと読んでみたいかな。

2019/06/26

はつばあば

この本の「消えてなくなっても」にはレビューが多いけれど「春の記憶」のつきのとあおのの世話を焼く節子のレビューが少なくて。幼い頃に死にかけた節子、その節子を救ったのは目に見えぬモノやお婆さんの力。私の育ったころなんて、「井戸には神さんがいてはる。お天道様に感謝して・・ご先祖様を大切にせんと罰が当たる。」若い祖父母だったけれど真剣に。ですから母が亡くなって数年経ちますがいつでも傍にいてるようで・・?父親ですか?可愛がってくれたようですがスパルタやったしねぇ(◞‸◟)。いずれ私も消える。これからの未来、私は怖い

2023/05/24

ピロ麻呂

「るり姉」が好きで椰月作品は結構読んでるけど、今までにないファンタジックなストーリー☆読み始めは普通なんだけど、途中から河童やカラス天狗が登場…だんだん違和感を抱き、最後は「そうだったんだ~」なるほどって感じ(^^)幼くして命を落とした子供たちも、また違う世界で幸せになって欲しい…

2017/06/03

エドワード

少年の頃から屁理屈言いのヘリックと呼ばれたあおの。神経質が高じて脅迫神経症気味になり、偶然知った山奥の治療院を訪れ、節子とつきのに出会う。都会と緩やかにつながりながら、自然の懐に抱かれる村-まさに梨木香歩さんの「家守綺譚」の世界だ。居候することにしたあおのの清澄な日々、勝気で愛嬌のあるつきのとの会話が彼にはいい薬だ。耳鳴りに悩む孝美を治す節子の治療はまさに気の力。たくさんの植物、神の降臨した地、河童、火の玉。大いなる自然に癒されるあおのに突然訪れた真実。ああ、「消えてなくなっても」とはそういう意味か。

2018/09/25

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