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少年たちは花火を横から見たかった (角川文庫)

少年たちは花火を横から見たかった (角川文庫)

少年たちは花火を横から見たかった (角川文庫)

作家
岩井俊二
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-06-17
ISBN
9784041056035
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少年たちは花火を横から見たかった (角川文庫) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★☆☆18045 花火を横から見たらどう見えるんでしょうか。。種類によって違いがあるのですが、一般的火花は球形に拡散するので どこから見ても同じとの事。デザインアート的な花火は正面から見たときにその形に見えるように仕込まれているので、横から見た場合はひまわりの花を横から見たような感じだそうです。と、脱線話はこの辺にして、この作品、子供の頃の自由気ままなシーンや微笑ましい会話があったりもしますが、考えさせられる部分もあって短い小説ながらも奥が深い作品でした。でもちょっとだけ構成・組立がバラついてるかな。

2018/06/11

菅原孝標女@ナイスありがとうございます

大人への密かな始まりの夏。これが元ネタらしいですが、だとしたら『打ち上げ花火』は大人になることへの抗い、かな。もしも玉を使わなかった2人はこれからどうなっていくんだろう。

2022/01/09

扉のこちら側

2018年268冊め。映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』の基になったドラマをノベライズしたものであり、先に読んだ同じく小説版『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』の対になる作品。著者の文章力で、小説としての完成度はこちらに軍配が上がる。この文庫収録の著者あとがきを読まなければ2作品とも意味不明で終わるところであった。

2018/07/05

ぷう蔵

子供達の瞳は純粋で素直である。それ故に残酷でもある。人が傷つくことも恐れない。然し成長するに伴い人を思うことを、人の心を慮ることを知り、素直な自分の想いを押し付けず、周りを見て自分が為すべき事を考えるようになる。それが大人になっていくということ。生きていくということは理不尽なことの繰り返し。子供の頃は特にそうだ。大人の都合で振り回される。だが、それで良いのだと私は考える。大人の顔色を伺って理不尽な事を乗り越えていく。それはきっとこれからの人生の礎となるのだ。最近の子供は最優先にされ、そうでもないのかな?

2017/06/23

さんつきくん

24年前のドラマ作品「打ち上げ花火、下から~」を監督自身が小説化したもの。24年前のそれには無かったエピソードも含まれていて、興味深く読めた。少年達が抱いた「打ち上げ花火は横から見ると平べったいのか?丸いのか?」と言う好奇心や少年少女の淡い恋心、なずなの複雑な家庭環境から醸し出される謎めいた感を描いた良作。本を読んでも浮かぶのは映像だった。なずなは奥菜恵だし、典道は山崎裕太だ。表紙もその二人だし。流れるメロディは「Forever friends」。最後の後書きのこの作品が生まれた裏話も興味深い。

2017/08/15

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