瞳の犬 (角川文庫)
瞳の犬 (角川文庫) / 感想・レビュー
はつばあば
年寄は涙もろいのです。先程までは可愛い女の子と中年のオッサンの恋物語を読んでいて( ̄ー ̄)ニヤリとしていたのに。今度は涙々で顔を上げられないじゃないですか( ;∀;)。虐待を受けて育った介助犬訓練士の達郎とテレサ。人と犬の違いはあれど心に傷を負って愛情が信じられない者同士が寄り添う。しかもこれほどまで落とすのかと思われる達郎の障害とテレサの死。いくらなんでも・・と思うけれど最後の方で二つの奇跡を与えれたことは喜びだが・・切なかった。しんどかった。
2019/02/07
タイ子
あー、どうしても犬の物語には弱いなぁ。幼少期に父親から虐待を受け今は介助犬訓練士の達郎。ある日公園で虐待を受けて放置されたラブラドールレトリーバーを見つける。その犬は人を癒す不思議な瞳をしていた。テレサと名付け、介助犬に育てようと必死の訓練をしていく。介助犬とそのユーザーになる難しさが伝わってくる本。そして、達郎の前にテレサの元の飼い主が現れた時から歯車が狂い始める。人間不信と恐怖を植え付けられた人と犬の絆が涙が出るくらい愛おしい。妻から普遍の愛を、テレサから無償の愛を・・・。光射すラストに救われる。
2018/12/24
たち
ごめんなさい。私には合わなかったようです。おまけに、昔飼っていた犬を思い出して泣く始末…。犬が出てくる本はダメです…。
2020/03/03
伊之助
全文試し読みで読ませてもらいました。最近、犬が登場の作品によく手が伸びる。読友さんの感想で興味をもち馳星周の犬が主人公の短編を読んでいたが、期間限定につき犬つながりのこちらを優先。泣いて下さいが前面に出た作品だが、瞳に不思議な力を宿す主役のラブラドールは魅力的。こういう犬と会ってみたい。
2018/12/02
だりあん
白新堂本。…妹子を泣かせてやる。
2017/10/15
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