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さよなら僕らのスツールハウス

さよなら僕らのスツールハウス

さよなら僕らのスツールハウス

作家
岡崎琢磨
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-10-26
ISBN
9784041058527
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さよなら僕らのスツールハウス / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

連作短編集。シェアハウスが舞台の青春もの。陰の花は想像外のトリックだったが、もっと簡単な方法思いつくんだけど・・・。

2017/11/18

hiro

腰かけ(スツール)という名前のシェアハウスを舞台した何人かの視点を借りたミステリー仕立てのオムニバス。この作品のテーマは「振り返る青春」ということらしい。それぞれの章では、スツールハウスを出て行った元の住人にまつわる謎が登場する。その謎を解いていくなかで、元の住人たちはスツールハウスに住んでいた時代(=青春)を振り返えっていく。このため読み進めていくと、自然と自分にとってのスツールハウスに相当する時代をことを思い出していた。この本はそんな気持ちにさせる作品だった。

2018/01/15

おかだ

なかなか楽しめた。スツールハウス、という名のシェアハウスを舞台にした連作短篇。腰掛け、というその名の通り、若者が人生のあるひと時だけ身を休めるような、そんなシェアハウス。そこに住んでいた頃の出来事を思い出す構成の物語になっている。「メッセージ・イン・ア・フォト」と「陰の花」が好き。なんか本格的な推理(見取り図・図解付き)のやつはちょっと雰囲気に合ってなかったかな…。同年代の人が集まって牧歌的に暮らす、こういうシェアハウス生活憧れちゃうな。自分が若かったら、一度は経験してみたいと思うわ。

2019/03/04

itica

シェアハウスのかつての住民たちの5つのエピソード。入居当時を何年か後に振り返る。ちょっとした騒動、恋バナ、謎に包まれた人物など、今になって分かること、今だから話せることがノスタルジーな雰囲気の中、徐々に明らかになる。こういう話は嫌いじゃないけれど、いざ感想を書こうと思うと何だか全てがぼやけてしまうような印象がある。

2017/11/24

よっち

シェアハウス「スツールハウス」同じ屋根の下で笑い、ときめき、時間を共有した人たちがやがて懐かしく思い出す連作短編集。弁護士の直之が元彼女だったあゆみの結婚式の動画用に送った写真の意味、シャワールームの亡霊、フラワーショップで働く白石がかつての同居人で既婚の花織に見せられた写真、主と呼ばれた鶴屋素子がそこを去った理由。一緒に住んでいた思い出は楽しいことばかりでもなく、容赦ない時の流れを感じさせましたけど、ほろ苦さ以外のものも少しだけ垣間見せてくれた結末に、切なくても大切な思い出は変わらないことを感じました。

2017/11/25

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