八雲百怪 (3) (単行本コミックス)
八雲百怪 (3) (単行本コミックス) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
狢(ムジナ)から始まる物語は、西行の死体蘇生からメアリー・シェリーの物語へ。縄筋(かくり世への隘路)の描写が好きだ。喪われた子供たちを蘇らせる“鬼”の正体とは。現在進行形で進む藤田和日郎さんのメアリー・シェリーの物語と重なる悲嘆の物語。なぜ怪物の物語は描かれたのか。メアリーの喪失の歴史は小泉八雲にも甲賀三郎にも止められない。日本文化を愛でていたい八雲先生と日本の未来を見つめる三郎の対立は避けられないが、二人が干渉し左右できる事は、とても少ない。
2023/08/23
sin
先の2巻から実に8年の歳月を経ての刊行で…書店で見かけた時に知らないうちにまた新しいシリーズがスタートしていたと勘違いしてしまった。さて、貉に始まり西行法師の反魂の法、西洋のあの怪物創造の物語を絡めて、八雲たちは、のっぺらぼうで甦った愛娘への執着の真相へ辿り着く…
2017/12/03
行加
もう9年経ってたんですね・・・・「貉」、切ないお話でした・・・大塚さんのお話やテーマは、重いものが多いんですが、森美夏さんの作画と(今作では)キクリちゃんの可愛さに救われてますv
2017/11/28
小春
久しぶりの世界観に酔う。
2017/11/04
じゃすみん
この絵が好き。 ……でも1、2巻を私は読んでいるのか? 木島日記の続きだろうと(3)を気にせずに読んでいたら(4)に続いたしw
2018/03/09
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