戦闘員、派遣します! (角川スニーカー文庫)
戦闘員、派遣します! (角川スニーカー文庫) / 感想・レビュー
absinthe
軽いシモネタ含みの全編ギャグ。戦闘に殆ど緊迫感は感じられず、格闘中もフザケタセリフばかりだが。そういう本だと割り切るとこれがなかなか面白い。主人公は別段卑怯とは思わないのだが。悪いことをしないと悪行ポイントがもらえず、ポイントがもらえないと武器がもらえないので仕方が無いという設定が面白い。とにかく相手の裏をかいて有利に進めるのが好きな主人公と、卑怯を嫌い正攻法ばかりが好きな部下が対立するのだが、この設定は面白さを引き出した。
2019/11/22
まりも
ブラック企業な悪の組織の戦闘員(クズ)が、未知の惑星でヒャッハーしちゃうノンストップコメディ物語ここに開幕。悪の組織に所属する男の姿を描いたピカレスク小説…ではなくこのすば同様の登場人物全員ロクなもんじゃねぇコメディ小説となる今作。クズなキャラを描かせたら天下一品ですね。アクの強いキャラクター達が、色んな要素をごっちゃ混ぜにした世界観を舞台に好き放題する。暁なつめ先生らしさ全開なのでラストまで大いに笑わせてもらいました。このすばっぽいけど、こっちはこっちで面白いですね。お気に入りキャラはグラム。
2017/11/02
スズ
地球侵略を目前にし、他惑星の侵略に乗り出した悪の秘密結社の戦闘員が現地調査で派遣された惑星で出会った女騎士と共に王国侵略を目論む魔王軍と戦っていくコメディ冒険譚。優れた頭脳の他は自爆機能しか能のないアンドロイド少女、出世欲と金の亡者の女騎士、食欲旺盛過ぎる人工キメラの少女、車椅子で爆睡しまくりの邪神崇拝者少女等、『このすば!』の作者らしい個性的なパーティーが魅力的で、普段はクズい言動が多くて残念な戦闘員六号の最終的には仲間を助ける為に奔走する姿がカズマとダブります。このすばを彷彿させるギャグの応酬が大好き
2019/06/09
ラノベの王女様
未知の惑星に転送された悪の組織の戦闘員とアンドロイドが、魔王軍を相手に現代兵器や超技術を駆使して進撃する物語。―――この哀れな戦闘員に祝福を!お気楽なファンタジーだった前作とは対照的に、小難しそうなSFが始まった……なんてことはなく、今回もRPG風な世界が舞台。王道を踏まえながらもどこかぶっ飛んだ個性を持ったキャラに、「ボケるのを止めたら死ぬの!?」とツッコみたくなるほど頻繁に挿入されるギャグ。主人公のクズっぷりは完全にカズマの再来。このすばファンならば、間違いなく読んで笑える作品。次巻も楽しみだわ。
2017/11/01
こも 零細企業営業
この素晴らしい世界に祝福をと似たノリだった。つまり、好きなテンポでした。魔王軍を同業者と呼び、悪行が性犯罪臭く、真面目奴ほど恥ずかしい目に遭う素敵な世界でしたw
2019/10/27
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