みずうみの妻たち 上 (角川文庫)
みずうみの妻たち 上 (角川文庫) / 感想・レビュー
ででんでん
1990年‼ちょうど自分が結婚した年の出版か~そんなに違和感を持たずに読んだのは、私が既に過去の遺物となってるからかも。久しぶりの林真理子さん。朝子は最後に何を選びとるのか。
2019/03/28
sayuri
90年代に『中国新聞』等に連載された作品の初書籍化。簡単に言えば、湖のある街で老舗和菓子屋に嫁いだ朝子の不倫ストーリー。浮気に開き直る夫に「フランス料理店を持ちたい」と告げ、東京の建築家・大和田に店舗設計を依頼したところから物語が展開して行く。地方の名家に嫁ぎ地位も名誉もお金もある暮らしだけど、こんな夫は嫌だし、朝子の行動にも全く共感出来ない。いわゆる上流階級の人々がたくさん登場するが、その欲は尽きない。30年前の作品で、昨年発売された『愉楽にて』の元になった様な印象。サクサク読めるが上巻は意外性はない。
2019/03/10
カーミン
林真理子さんの不倫小説。ゆっくりゆっくりとストーリーが進んでいくような気がするけれど、これは、時代のせいなのか。「ソフトスーツ」や「ティラミス」が流行だった頃のお話。みずうみの畔M市(具体的な地名は出てこない)に住む、老舗菓子店社長の妻朝子は、夫が浮気をしていることを知る。居直る夫に向かって、「フランス料理店を持ちたい」と告げる。そして、朝子は自分の店の設計を依頼した東京の建築家大和田と、お決まりのような関係に陥ってしまう。
2019/05/20
くろにゃんこ
う~ん…なんか苛立つ(笑)30年も前の作品なのですね。なにか斬新な展開を期待しつつ下巻に進みます。
2019/03/22
あつひめ
なぜ読みたい本としていたのか、読み始めてわからなくなった。平成30年初版発行。昼ドラで見るようなじわじわ、そしてじれったい展開の物語だ。幸せなのか不幸せなのか、お金があっても心が満たされない…昔のドラマにありがちな。揺れながらも「不倫恋」に興味を持ってしまう心がねんねの朝子。下巻ではモヤモヤが晴れることを期待するけど。
2024/05/02
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