サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法 (角川文庫)
サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法 (角川文庫) / 感想・レビュー
TSUBASA
大槻ケンヂが自らの半生を顧みつつ、若者たちにサブカルで食べて行くとはどういうことかを語る一冊。サブカルの人というのは「目標が明確でないまま表現意欲が全面に出てたまたま当たった人」という表現がしっくりきた。そしてサブカルで食べるっていうのはつまり好きな物の開拓者、表現者、伝道師になるということ。何となく好きなことに携わるだけじゃ辛い思いをするんですな。ちなみに、本編はやや抑え気味だったけど、付録のライムスター宇多丸との対談のが「なんちゃってサブカル気取る奴はぶっ殺す」みたいなはっちゃけっぷりで素敵。
2018/03/13
はじめさん
大槻ケンヂは知っているが、筋肉少女帯は聞いたことない。でも「ぼくの小規模な失敗」で漫画家を目指す福満青年にライブ後に「頑張るだ、手塚先生を目指すんだ」と激励したエピとかで悪い人ではないと感じ、この本を読み大槻氏の半生を知り、なんか「こっち側」の人かと勝手にシンパシー。私なんかはステ小説に全振りで人生捨て気味なところもあるんですが、好きな事だけやってなんとなく食えていく「サブカルな人」にはなれない。そもそも小説は社会に抹殺されつつも、メインカルチャーだものな。/最近の学校はカーストの他にゲットーがあるらしい
2018/07/09
名言紹介屋ぼんぷ
『アントニオ猪木が言った 「馬鹿になれ」というのは正しくって、 とりあえずバカになって、 どんな表現であっても 恥をかくことをものともせずに 発表しなくちゃはじまらないですから。』#読了
2023/11/30
puu
大槻、久しぶりだなぁ。 のほほんとしながら読んだよ。なんか色々あったけどお互い歳とったなって言いたい内容(笑)プロの観客になるな!っていうのが心に残る。巻末の宇多丸との対談も笑えて楽しかったよ。結局サブカルで食うのって「好き」の量なんじゃないのかな。凡人には無理だわ。
2018/03/12
かめぴ
いわゆるサブカルチャーではなく、あくまで軽めのサブカル的な。副題のように好きな事を突き詰めた後に生きていくというのは、思ったよりも難しい。著者の言うように、才能・運・継続って、継続が1番難しいと思うもの。なかなか深い本でした。後ろのページにある注釈が面白かった。宇多丸氏との対談は最高。
2018/01/12
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