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木島日記 乞丐相 (角川文庫)

木島日記 乞丐相 (角川文庫)

木島日記 乞丐相 (角川文庫)

作家
大塚英志
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-09-23
ISBN
9784041062692
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木島日記 乞丐相 (角川文庫) / 感想・レビュー

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金城 雅大(きんじょう まさひろ)

先日読んだ原作漫画と照らし合わせながら読んでみた。 同じタイトルで違う話だったりエピソードの挿入部分が所々ずれている箇所があったりと、ノベライズにあたって手を加えているようだ。 しかし、こうして比べてみると、漫画の方は本当に分かりづらい…

2019/05/07

東京湾

心中、持衰、迷い子、猟奇殺人。妖しげな雰囲気はそのままに、どことなくコミカルな趣も際立つ木島日記シリーズ第二作。「砂けぶり」では題材こそ陰惨であれど土玉と木島のコンビが読んでいて小気味好く面白かった。「翁の発生」は近代化と共に廃れ行く伝統の矜持と、哀切に満ちた結末が胸に響く。そして「乞丐相」は「家族」という折口自身の身の上に大きく関わるテーマが基になっており、時代背景も含め本作では最も読み応えがあった。続篇もいずれ読んでみたい。

2017/12/23

Kiyo

それぞれが変わった登場人物たちが、時折見せる真実に、この物語の魅力がある。

2018/12/03

MNRLAY

20年ほど前に読んだ本作、1作目はわりと内容覚えてたけど、この2作目はほとんど覚えていなかった。その分また新鮮に読めたけど。昭和初期というのは近すぎず遠すぎない昔だからこそ、こういう偽史風物語との相性もよく、面白いのかな。次作からはいよいよ初読み。楽しみ。

2022/11/17

小倉あずき

学生時代に読んだ漫画の原作者が更にそれを小説化するという入れ子状態を楽しむシリーズ。御贖(みあがいもの)である持衰さんの話をはじめ、どうも細部が漫画と異なるのだが、それは漫画家と小説家の違い故か。微妙に違いながらお互いに作品を補完しあうという不思議さを味わうのがこのシリーズの醍醐味なのかもしれない。最新作「もどき開口」図書館に入ってくる様子がないので買うしかないかなぁ。

2020/05/31

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