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嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子 (角川文庫)

嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子 (角川文庫)

嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子 (角川文庫)

作家
松崎有理
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-02-24
ISBN
9784041063446
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嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子 (角川文庫) / 感想・レビュー

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やす

松崎さんは異常論文の著者の一人なんだけど異常論文読んでる途中で松崎さんて読んだことあったはずだなとっぐっていたら引っかかった本。とてつもなく面白そうだったので回り道。オーバードクターになりそうなリケジョが嘘つき相談員に引っかかる話かと思ったら少し違ったけどなんかほのぼのとしつつも優しい世界のすぐ隣には厳しい世界が転がっているひやりとした感触もいい感じ。本書は読後感も大変よかった。

2021/10/25

ひさか

2014年5月角川書店から刊行された「就職相談員蛇足軒の生活と意見」に加筆修正を行い2018年2月角川文庫刊。5つの連作短編。不思議な能力を持つ人の就職先を決める就職相談員とその秘書になった理系女子のお話。人工知能の就職相談というのもあって、笑ってしまいました。人を活かせる仕事はあるもんだと言うことを語る、軽い世界のファンタジーです。

2018/07/25

yamakujira

寡黙な女子、シーノさんは、大学院を終えて博士号を取得したものの就職できず、貼紙に誘われて嘘道の家元の秘書というバイトを始めた。そして、家元の副業が特命就職相談員だったから、シーノも就職に困る特殊能力者との面談に立ち会うことになる。現代の貧乏博士問題にフィーチャーした物語かと思ったら、今より高齢化が進んだ時代だし、相談者は超能力者や吸血鬼だし、近未来ファンタジーだったのか。ホラホラ属をからめた理系ネタが欲しかったけれど、社会問題を笑い飛ばすような物語は、気楽に肩の力が抜けて悪くない。 (★★★☆☆)

2020/12/22

夏月

ちょっと不思議なかんじ。読み辛いってわけではないけど、微妙な違和感がまとわりつく。別次元のどこかの話。仙台だとか、博士女子の就職難だとか、超高齢社会における生涯労働問題だとか、なにやら現代日本がこの先抱えるであろう問題が目白押しだけど、なんとも家元とシーノのゆるい雰囲気に飲み込まれてしまう。うん、まぁ、幸せならいいじゃないか、ね

2018/04/14

あこ

あれ、また職安から始まるの?と思ったら、先日読んだ「就職相談員蛇足軒の生活と意見」をタイトルを変更して加筆・訂正して文庫化したとな。続編かと思って買ったのに。そんなのありかっ。同じ本を2冊買ってしまったという。もー。単行本の方が表紙もタイトルも良かったのに。もう一回読む気にはならないから、姪っ子にでもあげようかな。

2018/11/04

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