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ゲゲゲの娘日記 (怪BOOKS)

ゲゲゲの娘日記 (怪BOOKS)

ゲゲゲの娘日記 (怪BOOKS)

作家
水木悦子
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-11-29
ISBN
9784041063552
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ゲゲゲの娘日記 (怪BOOKS) / 感想・レビュー

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kinkin

平成27年に亡くなられた水木しげる氏。氏の次女悦子さんが父との様々な思い出を綴る。「ゲゲゲの女房」というドラマでも紹介されたように氏は愛妻家だったことも知れる。また家庭では出身地の方言を語るおもしろい父でもあったようだ。特にかなりの甘党でもあったようだ。氏のような個性的な漫画家はこれからはなかなか出にくいように思う。デジタル化の世の中と相反する妖怪というつかみどころのないものをつかんでいた氏の作品は永遠に語られるはずだ。図書館本

2018/04/01

ホークス

2017年刊。2015年に亡くなった水木しげる氏の次女、悦子氏のエッセイ。逞しい水木氏の、娘だけに見せる表情にほのぼのした。悦子氏が学校の事で死にたいと思っていた時、「お前の幸せはお前にしか分からん。生きておればいずれ分かる。もう少し生きてみんか」と言われたそうだ。優しさと人生経験のこもった言葉。朴訥とした口調を思い出して涙がこぼれた。大食いの水木氏は洋食やハンバーガー、甘いものが大好き。貧乏時代も含めた様々な食べ物の話が楽しい。体調を崩して亡くなる状況も詳しく記される。こんなに近しく感じる著名人はいない

2021/03/15

スノーマン

水木さんの生活、仕事、食事、家族の前で見せるチャーミングな姿。とても家族仲が良くて微笑ましい。ただそれは『単に仲が良かった』というわけではなくて、水木先生と奥様のお人柄(取っ組み合いの夫婦喧嘩には笑った)、その両親を信じる娘さんたちがいたからこそなのだと思う。そんな絆の深さを読み進めていた最後で、亡くなられた当時のマスコミからの対応にはこちらまでもが、本当に申し訳ないというか、マスコミがこう動くのはすなわち私たち日本人が浅ましく個人的な情報までもを知りたいなどと考えてるからでは。切ない。

2018/02/13

澤水月

楽しい「お父ちゃん」との思い出、父母の仲良さだけでなく、最期の日々も綴られ落涙止まらず。知ってはいたのですが情報漏洩の件は本当に共に哀しくなるも、それすらも「彼ら(群がるメディア)も飯の種だ」と諭す翁の魂の声(或いはそういう思いを悦子さんに気づかせる、さりげないしげる翁の日々の振る舞い)。絵への真剣さ、妻への愛。奥様が(つい先日逝去された)水木家3兄弟の長兄に対し新婚当初持っていた複雑な思い、でも「相撲で決着」など「哀しうてやがておもしろき」印象が素晴らしい。漫画・文章だけでなく、ご家族も翁の作品と実感

2017/12/19

青龍

水木先生の最後の数日間が読めたのは、最初の鬼太郎アニメと河童の三平で育った世代として、感無量。

2017/12/27

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