バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々
バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々 / 感想・レビュー
starbro
夢枕 獏は、新作中心に読んでいる作家です。ハロウィンの時期に相応しいハロウィン・ファンタジー、素敵な装幀の絵本です。天野 喜孝の挿し絵も良い雰囲気でした。来週、京都タカシマヤで高島屋美術部創設110年記念 -天野 喜孝・叶 松谷・夢枕 獏展-バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々のイベントがあるようなので、興味のある方はご覧下さい。 https://www.takashimaya.co.jp/sp/kyoto/event/syousai.html?id=13086
2018/10/20
KAZOO
夢枕さんと幻想的な絵で有名な天野喜孝さんの単色の鉛筆画によるハロウィンの物語です。ハロウィンとはいうもののどちらかというとトールキンの描く世界のような感じです(たまたま前日にトールキンの伝記映画を見たので)。夢枕さんもこのような物語を書くのだなあという気がしました(陰陽師とその他若干のものしか読んでいませんが)。天野さんの絵も従来のものとはかなり異なっています。
2019/09/05
藤月はな(灯れ松明の火)
ハロウィーンにピッタリな御伽噺。FGOや『アメリカン・ゴッズ』を彷彿とさせるが如く、ゴルゴーン三姉妹をモチーフにしたマクベスの三魔女達やムギンとフニン、ガネーシャなど、古今東西の神話の神々やその眷属が登場してきます。それにしても人間は禁制の世界を巡り、解かなければ、命すら危うい謎々に難なく、答えるタックとチーマが凄い。そしてあんなに厳粛で恐ろしいのに娘、エスリンを溺愛するバロルはどこか、愛らしくも見えますね。それにしても天野喜孝氏が描くスフィンクスが何とも妖艶。
2018/10/30
keroppi
もうハロウィンは終わってしまったのだけど、京都高島屋で観た「バロルの晩餐会」の展示を思い出しながら読みました。物語と陶器と絵の融合、それに謎々があって楽しい展示でした。やはり、先にこれを読んでおけばよかった。やはり、ハロウィンの前に読んでおけばよかった。
2018/11/07
いちろく
夢枕獏が描く物語に天野喜孝が挿絵を!という表紙の情報だけで手にとってしまった一冊。内容についてはあえて触れません。お二人が好きな人には堪らない。そんなファンタジー。ハロウィンをテーマにした物語でもあるので、今の時期にピッタリ。
2018/10/17
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