君にささやかな奇蹟を (角川文庫)
君にささやかな奇蹟を (角川文庫) / 感想・レビュー
しんごろ
サンタクロースの一族で、現当主の聖也と絵本作家を途中であきらめた伊吹の恋物語。聖也がとにかくダメ男。ただ伊吹を振り向かせるために頑張る姿は応援したくなる。伊吹もいろいろと劣等感の固まり。あれだけ聖也を嫌ってたのにね。まさに“嫌よ嫌よも好きなうち”という言葉が見事にはまる。聖也の執事達がいいアクセントで、クスクス笑えてれ温かく包み込んでくれた。何事も勇気があればなんとやら。奇跡がいっぱいのまさに奇蹟の物語。できれば12月に読みたかった。この物語が、自分にとって季節はずれのXmasプレゼントとなった。
2021/05/17
chiru
7年越しのニート歴を誇る27歳の青年の正体は『サンタクロースの正式な後継者』…『サンタの婚活』というコミカルな味付けをしたサンタ青年🎅の成長物語。ハーレクインとか有川浩作品とか、君恋で予習してこなかった天然でピュアな現代サンタさんが可愛い💗でもひとめぼれした彼女に想いを告げても失敗ばかり🎅甘酸っぱくてなんだか切ない。そんな王道展開だからこそクリスマスに相応しい一冊。どんなケーキよりも甘いクリスマスラブストーリーでした💕★4
2021/12/24
ツン
泣けました。。無茶苦茶等身大のサンタ。というより、人としてどうなの?というレベルw最後まで立派な人ではないけど、頑張ったよね。脚本家の方の作品と知って納得。日本映画っぽいです。
2021/05/30
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
クリスマス関連読書第2弾。サンタクロース実在した。しかも日本の岐阜県に。その名は聖也。27歳。ぐずで意気地なしで引きこもり。サンタの優しいおひげのおじいさんのイメージとは程遠い聖也が、これまた絵本作家をあきらめた少々こじらせ女子伊吹に恋をしたところからこの物語は始まる。初めは聖也のあまりにもへなちょこぶりに読了できるか不安だったが、読み進めるうちに自分の勇気次第で人は変われる、変わりたいという気持ちが伝わりいつのまにか応援していた。2人とも再び歩きだす素敵なお話。大人のおとぎ話のような1冊。
2021/12/24
たるき( ´ ▽ ` )ノ
「サンタクロースと結婚しないか」と社長に言われたら、誰だってポカンとしてしまうだろう。まさかサンタクロースが実在するとは!しかもかなりのダメ男だなんて(笑)奇跡を起こすためにがむしゃらに努力する聖也、なんかいいなあ。
2021/12/28
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