ロック・オブ・モーゼス (角川文庫)
ロック・オブ・モーゼス (角川文庫) / 感想・レビュー
うわじまお
萬月さんらしい、ブルースとバンドをモチーフにした青春小説でした。青春と才能と性差の葛藤だけではなく、生きることの大切な基準を教えてくれる1冊です。音楽が趣味の高校生の息子にすすめてみようと思います。
2020/06/05
Emperor
感情移入なんかできなくていい。ぼくら凡人が理解できる範疇をはるかに超えた音楽と才能の世界。酔うようにゾーンへ入っていく桜。物語の鮮やかさに殺されかけた。
2019/08/20
勇波
まがい物の音楽が溢れてる昨今の音楽市場で、小説ではありますが、本物の音楽を感じる事が出来る作品です。この手の小説をまだまだ楽しめる自分が少しだけ誇らしい★
2018/08/11
かしまさ
10代後半くらいの主人公ではあるけどいわゆる青春小説とはひと味違う。「天才×天才の化学反応」の方がむしろ主題になっていて、初心者だったと思ったらいきなり才能開花してるのはちょっとリアリティないかも(笑) ま天才ですからね。世の中には読んで字のごとく楽器で「会話」できる人達がいて、それが故に常人には理解できない領域で悩みを抱えてしまうことがあって、そこでよすがにするものが何もないのは辛いだろうなぁ。
2022/01/31
フジッコ
ロック、ジャズ、クラシック、その他多種多様な知識に裏打ちされた、一筋縄ではいかない物語でした。一筋縄ではいかないけど、今の私の心にビンビン響いて来る部分もあり、揺さぶられ、あっという間に、終わりを迎えたという感じです。ほぼ、ジャケ買いに近かったのですが、読んで良かったと思います。
2019/03/31
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