青春は探花を志す 金椛国春秋 (角川文庫)
青春は探花を志す 金椛国春秋 (角川文庫) / 感想・レビュー
よっち
一族殉死の運命から辛くも逃れ、平穏な日常を取り戻した星遊圭。星家の再興を志すも心中は複雑で、そんな中でほのかに思いを寄せる明々から故郷の村で営む薬屋が嫌がらせを受けていると知らせを受ける第五弾。国士太学へ進み官僚登用試験を受ける決意をする遊圭が振り回される貴族としてのしがらみ。明々との何とも曖昧な関係や友人とのすれ違いだったり、麗華の嫁ぎ先も危機に陥ったりで何かともやもやする展開でしたけど、それでも良くも悪くも頑固で揺るがない遊圭らしさは失われていなくて、そうきたかという結末からの続きが早くみたいですね。
2018/11/05
だりあん
遊圭、親友の危機を救うため、また女装…玄月様も女装…。そして、身分剥奪されたいきおいで明々にプロポーズ。遊圭、強い子だ…。
2018/10/22
しゅてふぁん
このシリーズは遊圭の成長を楽しみに読んでいる。躓きながらも前を向いて己の道を進んでいく姿に、毎度のことながら‘大きくなって…’と感慨深い。今回は歳の近い同性との交流を通して色々と学んだ様子。私の思う‘青春’とはだいぶ違うけれど、これもまた青春なんだろうな。重すぎる…。今回の舞台は国士太学なので、宮城、明々、ルーシャンとは個別に関わるだけだったけれど次回は登場人物が一堂に会するようで楽しみだ。
2018/09/28
はなりん
前巻とは雰囲気がガラリと変わって、都で官吏を目指して星家再興の一歩って感じかと思えば、やはり素直には進んでくれなくて、最後はなぜかまた遠い地へと旅立ちました。遊圭の処世術の危うさにイライラヒヤヒヤしつつ、頼れる大人が近くにいない不安定さとお坊ちゃま特有の潔癖な正義感が遊圭の今の持ち味なので、この結末はまあ仕方ないかなぁ。次巻からはルーシャンや胡娘達と合流しての話になるようなので、楽しみです。
2018/12/16
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「青春は探花を志す」金椛国春秋 第五巻。前巻でなんとか無事に帰国を果たした星遊圭、ようやく落ち着いた生活を取り戻して、順風満帆…とはいきません(笑)。主人公の定めですよね。国士太学へ進み官僚登用試験を受けることに。学園(?)生活を謳歌するには柵が多すぎます!でも、初めて友人(史尤仁)を得て喜ぶ遊々に涙しそうでした。そして最後の最後詰めが甘い…のは仕方ないかも、まだ十代後半ですものね。成長の様子を楽しみに読みたいです。
2023/11/30
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