火の鳥6 望郷編 (角川文庫)
火の鳥6 望郷編 (角川文庫) / 感想・レビュー
紅香@本購入まであと9冊
人口増加。もう地球は住める場所じゃない近未来。地球を飛び出した恋人とロミ。愛する人を亡くし、愛する子供を1人にさせたくないと望んだのが始まりだった。ある女性、ロミが1つの星を護った火の鳥の記録。それは気の遠くなるほどの永遠の愛だった。地球のわずかに残された自然にはしゃぐロミ。私自身、最近目に触れていなくて、その場面では涙が出た。最期のロミのはなむけに読み聞かせした『星の王子さま』にも。。『どうして心を持ってないチヒロがやさしくって心を持っている人間が僕達を殺そうとするんだろう?地球ってわかんない所だなァ』
2020/05/26
星野流人
壮大すぎる……。地球を飛び立ち、宇宙の遥か先にあるエデン17に移住した女性の物語。ひとつの荒廃した星の栄枯盛衰を丁寧に描いていて、壮大すぎてビビりました。エデン17が星として栄えてきてロミの望郷の想いにスポットライトが当たってからも、宇宙の広さ、壮大さがずっとあって、よくぞそんなことを思いつけるなというぶっ飛んだ発想力に驚嘆しました……。鉱物が支配している世界とは……
2024/06/08
活字スキー
遠い未来、愛し合う二人の宇宙への逃避行から始まる望郷編。究極生物のムーピーや奉仕ロボット・チヒロといった既刊から再登場の要素も交えつつ、今回も人間の業を残酷なまでに描く。ソノラマ版からかなりの改稿が加えられているらしいがたぶん初読。解説は新井素子、トリビュートコミックは諸星大二郎。
2019/01/23
gtn
地球から逃れた男女。ある星にたどり着いたが、男が不慮の死。女は子孫を残すため、冷凍睡眠し、二十年後に目覚め、実子と結ばれる。また冷凍睡眠し、孫と結ばれる。壮大なストーリーだが、それだけではない。官能もある。
2023/11/20
かもめ(甘き絶望)
久しぶりに火の鳥角川文庫シリーズ。第6巻。『望郷編』 ここでの望郷とは、地球外に飛び立った者たちが、母星の地球を恋しく懐かしく想う気持ちをいう。地球で暮らすロミとジョージはロケットで遠くの星に飛び立つ。だが、新天地の星での暮らしは想像するに程遠い世界であった。※※旧約聖書をもとに天地創造と人間の堕落を宇宙を舞台に描いたSFファンタジー、と解説にある。火の鳥のかかわりもあまり感じられず、個人的は低評価です(ごめんなさい)。読解度3.6 総評3.0
2022/02/15
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