火の鳥11 太陽編(中) (角川文庫)
火の鳥11 太陽編(中) (角川文庫) / 感想・レビュー
ともかず
そこに繋がってくるのか!どこかであったそんな話に繋がってくるとは驚きました。また、ちょくちょく挟まる未来世界の物語も面白いので、過去編とどう繋がってくるのか気になります。単に生まれ変わりってことも火の鳥だとありえそう。
2020/01/08
活字スキー
人の業と日本の歴史を描き倒してきた超シリーズの集大成感マシマシの十一巻。仏の眷属に襲撃され瀕死の重症を負った犬上(ハリマ)の意識は、遠い21世紀の少年スグルのものへと入れ替わる。未来でもまた、社会は分断され、弾圧と抵抗が続いていた。永遠の命を司る火の鳥を信奉する"光"の一族と、暗く貧しい地下世界へと追いやられた"影"の一族。人が人を一方的に選別し、支配する負の連鎖に終わりはないのか。任務に失敗し、捕らわれたスグルは犬の面をつけられ、しかるべき"教育"を受け……物語はふたたび犬上の視点へと回帰する。
2019/06/25
gtn
7世紀、地方の豪族や民衆を服従させるため、仏教が政治的に利用されたのは事実。だが、思想弾圧を行い、護摩を焚いて占うような教えはまがいもの。仏教にも高低がある。「ブッダ」を描いた著者も当然承知のはず。
2023/12/07
阿部義彦
初めて読む太陽編、途中で物語世界が反転します。光と影によって差別のなされた未来の世界。この大風呂敷を果てして畳めるのかが気に懸かります。政治の道具としての宗教、果たして犬上は生きながらえるか?妖怪大戦争まで起きるのだが、そこで異形編の八百比丘尼の名前があがるのがおっという感じです。とにかく読ませます。味わい深すぎ!
2018/11/29
かもめ(甘き絶望)
過去と未来を行ったり来たり。感想は下巻にて。
2022/09/07
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