砂の家
砂の家 / 感想・レビュー
starbro
堂場瞬一は、新作中心に読んでいる作家です。6月の1作目は、家族の社会派ミステリ、途中まで快調に進みましたが、最期失速しました。一見、幸せそうな家族も砂上の楼閣のように脆いということなんでしょうね。
2018/06/01
ゆみねこ
一家心中の生き残りの兄と弟。兄は必死に這い上がり、弟は堕ちて行く。親の罪に翻弄される兄弟に胸が痛みました。親のように慕い、尊敬する社長を守ろうとする兄・健人。タイトルが全てを語っています。
2018/07/19
タイ子
堂場作品で集中力がこんなに途切れたのは初めてかもしれない。何だろう?進まない、終わらない…。堂場さんならもっとせかされるように読み進むのに。たぶん、主人公が常に過去にこだわり、自分を拾い上げてくれた社長の恩に報いるために自分の目の前にある幸せさえも否定的になっているから。20年前に母と妹を殺した父親が出所するという。久しぶりに顔を出した弟はやさぐれている。でも、自分はどんなバッシングを受けようとここまで頑張ってきた。だから、何?!って感じがずっと否めない。期待してた分、ちょっと残念かな。次に期待しよう!
2018/06/25
雅
「加害者の家族は被害者」がテーマの作品なだけに終始重いです。主人公に好感持てなくて疲れた
2019/01/27
ma-bo
堂場さんのいつもの雰囲気とは違う毛色の作品。父親が母と妹を殺して離ればなれになった兄弟。加害者家族であり被害者でもある。途中までは面白く読めましたが後半の展開が消化不良、結末もう~んとなり残念。
2021/01/31
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