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東京結合人間 (角川文庫)

東京結合人間 (角川文庫)

東京結合人間 (角川文庫)

作家
白井智之
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-07-24
ISBN
9784041070116
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東京結合人間 (角川文庫) / 感想・レビュー

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mihya

本の内容説明を見て読み始めたのに、全く異なるグロシーンの連続。気持ち悪くなるような鬼畜設定。なるほど、これは読み手を選ぶだろう。「そして誰も死ななかった」「人間の顔は食べにくい」を読んでいたが、この設定は酷い(凄い)。なのに、途中でやめることが出来なかった。 読み終えてみれば、結構しっかりしたミステリー。でも疑問も残っていて、あれこれ考察してしまう。面白かった。

2023/05/07

ちーたん

★★★☆☆白井作品2冊目。初読となった新作『そして誰も死ななかった』が面白かったので手に取ったが『そして〜』は白井さんの作品群では割とホワイトだと痛感。でも共通するのはこんな事良く考えるなという著者の発想力がド肝級!挫折者多数と聞いてたので心してページを捲る一行目に飛び込んできたのは[大樹の締まった肛門に、千果の人差し指がゆっくりと押し入ってきた]そっち?でもこれが本書の大事な肝であり、エログロゲスのSF展開を経て、独特の孤島クローズド・サークルへ。万人にオススメは出来ない😅けど他作品も読んでみよう。

2019/12/08

カムイ

白井氏の作品二作目。今回も読み手を撰ぶストーリーでしたね😆エロ、グロ、てんこ盛り(ヒューヒュー)胸くそ悪くなりますがね。[正直者の島]の章では一転変わって本格ミステリーにしいて上げればアガサクリスティの【そして誰もいなくなった】を想起させる展開であった(だいぶ違いますけど)展開の読めなさは感服してしまいました。ただ、続けて白井氏の作品は控えたい気分でもある。お勧めできる本ではありませんがミステリー好きな人には一考ではあります。

2022/10/02

hit4papa

男女が一体となり異形と化すのが正常とみなされる世界を舞台にした超絶異色ミステリ。プロローグは、女性が男性の肛門から潜り込む痛感を刺激する結合シーン。胸くそではあるものの興味がそそられます。そこから章を分けて物語が展開し、エピローグでぐっとまとまるという趣向です。スプラッターホラーと見まがうR18描写の連続ですが、途中で止めてしまうのは惜しい。最終章はクローズドサークルもので、前章から引き続く7人の結合人間たちが孤島の中で連続殺人に巻きこまれます。破綻に陥らず、きちっとしたミステリに仕上げているのがすごい!

2024/03/04

Akira

★★★★ いやいやいやいや〜何ですかこの本は!出だしからいきなり凄すぎて、これ以上どうなってくんだろうと思いきや…中盤からはガラッと変わって孤島に閉じ込められる本格風推理小説的な⁈。最後は寧ろ複雑で頭の整理がつかない状況へ。そもそも結合人間時点で既に頭はパニクってるんですけどね(笑)。奇抜な設定、露骨なグロさ、有無を言わせない強引さ…嫌いじゃない。またみんなに勧めたい本が増えてしまった笑笑。オネストマンって!結合が頭から離れませぬ

2018/09/09

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