怪盗探偵山猫 月下の三猿 (角川文庫)
怪盗探偵山猫 月下の三猿 (角川文庫) / 感想・レビュー
itica
前作を読んだのはいつだっけ?と思うほど久しぶりの山猫は、相変わらずのお惚けぶり。勝村は毎度のことながら痛い目にばかり会う。女子高生みのりは最早、山猫一味?そしてもう一人の少女、サキが今回のキーマン。窃盗団三猿と破天荒な刑事犬井、謎の集団、それぞれの関係性が掴めなくても、命の危機に晒されても、山猫なら大丈夫と言う根拠のない確信があるから安心して読めるんだよね。うん、面白かった。さて次回、文庫化はいつかな?
2020/08/28
優希
相変わらずのスピード感がありますね。猿の娘と名乗る少女と三猿の絡むミステリー。山猫の活躍も痛快です。色々な要素が盛り込まれていて楽しかったです。勝村さんがだんだん只者ではなくなってきたような気がするのは気のせいでしょうか。
2019/01/15
papako
犬井の存在が大きくなってきてるな。しかし痛い痛い!
2022/07/30
Junichi Yamaguchi
『天才窃盗犯の山猫様』… 安定感のある楽しい読書。 天敵の過去も明らかになった今作。 次作以降にも期待。。
2018/12/05
薦渕雅春
このシリーズは初めて読むが、2006年を最初に、5作目とのこと。テレビドラマで 亀梨和也さんが演じてたのではないかなぁ。イケメンで面白い山猫、セリフにも行動にもお茶目なところを出している。「自惚れ屋さんだね」「女は、自惚れてる男に惚れるんだよ。だから、おれの周りには、女が寄ってくるのさ」本著では〈猿猴の月〉が鍵を握っている。「故事だよ。猿が井戸に浮かぶ月を自分の物にしようと、必死に手を伸ばした」「その猿は、井戸に落ちて溺れ死んだ。この話の教訓は、身分不相応なものを手に入れようとすると、自滅するってことだ」
2019/03/22
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