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青嵐の坂

青嵐の坂

青嵐の坂

作家
葉室麟
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-05-31
ISBN
9784041070185
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青嵐の坂 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

「生きていくことは、自分が誰かから傷つけられているだけでなく、誰かを傷つけていることなのかもしれない。だとしたら、ひとにできることは罪滅ぼしだけ。生涯、誰かのためになにかをする道があるのなら、そのことをしなければならない。」何処かの偉い人や自分自身に問いたい言葉を、扇野藩を立て直すため私怨のために切腹させられた父を持つ娘・那美に云わせる葉室作家が良い。その夫となる主馬や兄・慶之助が民と藩の為、粉骨砕身する物語。いつも飢饉や飢餓で苦しむのは弱き者なのだ。葉室作家逝っても作品で会えるのが嬉しい。

2018/06/30

starbro

葉室 麟は、新作をコンスタントに読んでいた作家です。逝去後も新作が続いています。本作は、久々の扇野藩シリーズ、ハードボイルド時代小説でした。8、9月とまた新作が出版されますが、何時まで新作が読めるのでしょうか?

2018/08/02

初美マリン

作者らしく、想像通りですが、最後は涙します。人は外からは、わからないと。

2018/11/10

優希

面白かったです。いわゆる武家ものですが、斬り合う仇討ちではないのが好みでした。最後も清々しく感じました。

2021/04/07

それいゆ

最後はホッと胸をなでおろすいつものパターンでしたが、高評価の部類に属する秀作でした。9月28日に映画「散り椿」が公開されますが、この作品も映画化に値する出来栄えでした。

2018/07/25

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