ふたりの文化祭 (角川文庫)
ふたりの文化祭 (角川文庫) / 感想・レビュー
papako
『わたしの恋人』『ぼくの嘘』の3冊目。図書委員の八王子さんと保育園仲間の九條くんが主役。てっきり二人の恋かと思ったら、二人が自分の立ち位置と、気持ちをきちんと自分のものにするお話でした。きゅんきゅんを期待したので、そこは残念。結城兄と八王子さんはこの先いい感じ?高校生の青春物語でした。
2021/05/04
えりこんぐ
イケメンで何でも器用にこなす九條くんと、地味な文学少女の八王子さん。文化祭を通して変わっていく2人の成長物語。いいな文化祭♡ あーもう、生まれ変わったら絶対に共学に行ってやる!! 『わたしの恋人』『ぼくの嘘』に出てた子たちにも会えて嬉しかった。結城あおいちゃんは誰の目線から見てもかっこいい😃【図書館】
2021/03/03
ぶんこ
中学で虐められていた地味でぶきっちょな八王子さんと、背が高くてイケメンの九條君。2人が交互に主人公となっています。保育園で一緒だった2人ですが、八王子さんは詳細に覚えているけど、九條君は全く記憶なし。小さい頃のことは、よく覚えている人と覚えていない人に分かれるようです。高校生活初めての文化祭までの、2人のこころ模様がうかがえて面白く、途中どうなることかとの場面もあって一気に読み切ってしまいました。最後のハイタッチが爽やか!
2021/03/25
よっち
夏休みが明け、文化祭準備で浮き足立つ神丘高校。盛り上がりに欠けるクラスでお化け屋敷をやることになった人気者の潤と、内気な図書委員あやのそれぞれの視点から綴られてゆく青春小説。「わたしの恋人」「ぼくの嘘」と世界観や登場人物を同じくする物語で、結城さんに惹かれてゆく潤と、彼が気になるかつて幼馴染だったあやの。恋心とはまた少し違う二人の距離感と、その温度差がある心情の変化が繊細に綴られていて、あやが踏み出した勇気に潤が触発され逆境に立ち向かう展開には、彼らの間で失われていた共感と絆が確かにあったと思いました。
2019/03/19
ひめか*
文庫本にして再読。シリーズ3作目で恋愛要素は少なめ。イケメンなモテ男の九篠潤と本が大好きな図書委員の八王子あやの文化祭での成長物語。九篠のこと、あやと同じく冷めた目で見ちゃった笑。モテ男ってなんか嫌だなと思ってしまった。結局可愛い女に手を出そうとするし。結城ちゃんはかっこよくて清々しいね👏🏻引っ込み思案なあやのビブリオバトルを見たから、九篠も頑張れた。家庭環境が似てるけど考え方は違って、相手の弱みを知れているからお似合いだと思う。二人ともありのままの自分をさらけ出すことで、ラストはたくましく見えた。
2020/05/16
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