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麒麟児

麒麟児

麒麟児

作家
冲方丁
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-12-21
ISBN
9784041072141
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麒麟児 / 感想・レビュー

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starbro

冲方 丁は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者が幕末から明治維新の二人の麒麟児(勝海舟&西郷隆盛)をどう描くか期待しながら読みました。大河ドラマ『西郷どん』等で既知の内容が多く、著者の割には新鮮味がありませんでした。サプライズは、勝海舟は船酔いが酷く、吐きまくっていたことです。

2019/01/14

うっちー

勝海舟、西郷隆盛無くして今の日本はありません

2019/01/15

ナイスネイチャ

図書館本。大政奉還からの徳川幕府と明治政府の仲介役をやらされた勝海舟の物語。無血開城迄の西郷とのやり取りが絶妙な駆け引きを勝海舟心のうちを交えながら綴ってました。江戸の人々を救うため奔走する勝海舟はカッコよかったです。

2019/02/15

とん大西

何せよ勝海舟、…カッコいいのです。学生時代に子母澤寛の「勝海舟」を読んで以来、幕末の偉人の中でいっちゃん好きなんがこの人。その潔さ大胆さ、べらんめえ調の江戸弁も魅力の一つ。さて、江戸無血開城にフォーカスした本作。官軍の侵攻に戦慄する江戸市中。正にクライシスの飽和状態。武士も町民も、敵も味方も。迷走する人々が放つカオスが交錯する中、対峙する二人の麒麟児、勝と西郷。徳川、江戸、日本の行く末が彼らに託される。がっぷり四つの心理戦、ギリギリの駆引きにヒリヒリきます。英雄が英雄を知る、男は男を知る。シビれました。

2019/03/02

あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

久しぶりの冲方作品、良かった。勝麟太郎と西郷吉之助という、徳川の世、武士の時代に終止符を打った二人の麒麟児。旧幕府側と新政府側、互いの立場は違えど、日本の新しい夜明けを見据えて目指すところに違いはなかった。決して交わることはないのかもしれないが、二人の盟友の信頼に裏打ちされた揺るぎない友情があったからこそ、ギリギリの状況下にあっても進むべき道を指し示す事ができたのだろう。先に逝ってしまった西郷。勝さん、もう一働きだ。

2020/09/02

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