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不倫 (角川文庫)

不倫 (角川文庫)

不倫 (角川文庫)

作家
パウロ・コエーリョ
木下 眞穂
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-10-24
ISBN
9784041073834
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不倫 (角川文庫) / 感想・レビュー

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コージー

★★★★☆完璧な夫と子どもに恵まれたジャーナリストの女性が、激情に駆られ不倫をする話。満たされ安定した生活が約束された人生に意義を見いだせず鬱状態になってしまう。そこから自らの力で刺激ある人生を謳歌しようとする。刹那の欲望に溺れながら傷ついてく彼女は、ついに真実の愛に辿り着く。不倫という不貞を美しい物語に仕立て上げた側面は、多くの方から不評を買うかもしれない。その一方で、誰もが隠し持っている欲望や心の闇をつぶさに描き出すことにより、惹かれていく部分も否定できない。コエーリョにしては人間臭い作品であった。

2023/04/05

田中雅/Miyabi Tanaka

スピチュアルに重きを置いてはいますが、他のコエーリョ作品より精神世界に触れている要素は少なめ、というより現実社会に即して描かれているので、彼の精神世界描写に期待している読者にとっては「全く描かれてない」と思ってしまうかもしれません。 私個人は、コエーリョの作品群の中では、本作のような精神世界要素少なめの作品が好きです。 タイトル通り、「不倫」に走る一人の主婦が、不倫に走ったことで鬱々としてしまいますが、どこか全面的に爽やかさも感じられました。終わり方は劇的ではないので、不倫がまだ続きそうな予感もします。

2021/06/28

ラウディ

パラグライダーで空を飛んでる時にすべての悩みから解放されて、神を感じたって感じの描写がありましたが、そういうのを聞くと空を飛んでみたくなります。鳥と同じ目線で会話ができるって感動的だわ。

2022/07/29

さなちゃん

夢と冒険を「アルケミスト」で熱く描写したコエーリョの、数多くのファンタジー、神秘性あふれる作品の中に、まさか「不倫」をテーマにした作品があるとは。タイトルの通り、お互い家庭をもつ男女が不倫する小説なんだけど、ただの不倫小説で終わらせないのがさすがコエーリョ。「すべてが変わってしまうのではないかという恐怖」と「これからの人生、毎日同じことの繰り返しになるのではないかという恐怖」を同時に抱えて苦しむ主人公に、既婚者としてなんとなく共感してまった。

2021/08/15

ぱぱみんと

あのパウロ・コエーリョが、ありきたりな作家に思えてしまいました。残念な感じです。他のたくさんの作家と同じことしか書いていないのだから。

2021/08/08

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