櫻子さんの足下には死体が埋まっている キムンカムイの花嫁 (角川文庫)
櫻子さんの足下には死体が埋まっている キムンカムイの花嫁 (角川文庫) / 感想・レビュー
dr2006
狭くて不安定な集団の中に「違和感」があると、人は本能的にそれを排除しようとする。今まで自分が読んだ小説で最長となった櫻子さんシリーズ第14弾。初めて読んでから5年付き合ってきたけど、作中では2年しか経っていない。但し主人公正太郎の回顧という形をとり、各話がちゃんと季節通り先へ流れて行く為、登場人物の変化や成長は時系列にわかる。他には無い分野を掘り下げたプロットは秀逸であり、骨ばったミステリーに加え、櫻子さんの天然妖艶なキャラがシリーズからの離脱を許さない。でも最近、北海道各地の紹介がじゃらん化してきたなw
2019/09/02
ままこ
シリーズ14作目。北海道はどこでも雪深いと思ってたけど地域によって積もり方が違うんだ。ばあやさんの生まれ故郷ぬかびら源泉郷に旅行に行ったのだが出かけ先で女性の遺体を見つけてしまう。自殺とされたのだが腑に落ちない正太郎は青葉さんの協力を得て櫻子さんと共に事件の真相に迫る。今回はどう花房が絡んでくるのかと思ったらラスト意外な展開が…。青葉さんも謎多き人。
2018/12/05
たかぃ
櫻子さん14作目。「キムンカムイの花嫁」、「夜啼く神は悪夢に唄う」の2本立て。主人公組の立ち入りすぎゎともかく(笑)、両話ともミステリィしながら最後に2話ぉリンクする書き口で、小説としてもまとまりぁる一冊だったと思ぃます(*'ω'*) ▼正太郎君ゎ櫻子さんぇの恋心ぉはっきりと自覚し、将来ぉ見据ぇ、今までの生活との乖離ぉ実感する。花房とのミステリィと並んで、テーマ性が深くなってきました。将来ゎ法医学者になってぃるょぉですが、まだひとふた悶着ぁる書きぶりですねコレゎ。新刊が楽しみです(*'ω'*)ノ
2019/08/20
よっち
正太郎と櫻子さんたちはばあやさんの故郷であるぬかびら源泉郷に旅行に行くことに。しかし湖の近くで若い女性の遺体を見つけてしまう第十四弾。相変わらず出かけた先でお約束のように死体に遭遇してしまう二人には苦笑いですけど、その死の真相を追いながら、自分の将来を見据えてゆく中で彼女の存在の大きさを実感したりで、櫻子さんという特異な存在の危うさと、正太郎がいろいろこじらせている状況が改めて浮き彫りになった感がありますね。お互いの今後を気にかけてはいるものの、ここからどういう方向に向かうのか気になるところではあります。
2018/10/17
みかぴょん
櫻子さんと正太郎の行く先には死体があるんだね😅なんだかんだ正太郎が死体に慣れて法医学の道に進むなんてね。櫻子さんの影響受けすぎな感ありだね。しかし最後が衝撃過ぎて気になる。青葉さんはいったい何者なんだぁ~
2018/09/30
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