涼宮ハルヒの陰謀 (角川文庫)
涼宮ハルヒの陰謀 (角川文庫) / 感想・レビュー
mitei
ミクルが表紙だけど色んな陰謀が出てきている巻でむしろ何も知らないハルヒがチョコレートの件といいとっても可愛らしいな。
2019/08/09
緋莢
シリーズ7冊目。暴走、動揺と短編が続きましたが、今巻は長編。消失終盤の出来事を終えた キョンの前に、八日後の未来から来たという朝比奈が現れます。しかも、朝比奈に 「この時間に行け」と言ったのはキョンで…鶴屋さん、これでも自分は普通と言えますか? となる部分や、敵対する存在が登場したりと、大きな展開があります。初読時は これに、おおっ!!となったのですが、その後のアレを知っていると、どうも 乗れないというか…この辺りから、自分にはあわなくなってくるな、という感じでした。 解説は最果タヒ。
2021/06/03
ジロリン
何やら序盤から不穏な雰囲気を漂わせるハルヒ…と思ったら、こんなにキュートな〈陰謀〉だったのね♪なのに主人公であるハルヒを置いてけぼりで、周りでは様々な出来事やら陰謀やらが渦巻いてwタイトルに騙されてはいけない。やっぱり本当の主人公はキョンなんだよね。その本名を明らかにするのを頑なに拒む作者の思惑がようやく分かってきた。本当に本当の主人公は読者だ、と作者は言いたいわけだ。
2019/04/29
鐵太郎
これは、「消失」のラストで「起きた事」をちゃんと起こすために時間を遡るキョンたちの顛末から始まり、一月から二月にかけて全編時間線を上り下りして、起きた事件・起きるはずの事件のつじつま合わせに奔走するお話。SOS団の面々、朝比奈みくる(小と大とみちる)、長門有希、そしていままでわりに活躍が少なかった古泉一樹が縦横無尽に活躍し、さらにド陽気なだけの人と思われた鶴屋さんが超大物であることが判明。とはいえ最後のシメはむろん、ずっと作戦を進めていた涼宮ハルヒでした。なるほど、たしかに「ハルヒの陰謀」だな、この本は。
2021/04/25
NAOAMI
かなり特殊で相当ひねくれたツンデレ?ハルヒの陰謀は静かな助走を経て結構なオチを用意してくれる。しかし本線はキョンとみくる(みちる)の過去なぞり。突然、8日後の未来から現れ、さらに未来からの指令通りに事を運ぶお題。お互いに何もわからない状態で散々なミッションに挑む。時間移動やタイムパラドックスにあたふたしない達観のキョンが膨大な独白と共に楽しめる。積み残し案件を掘り起こしたラストなんか頼もしくなってくる。どこの所属かわからん敵対組織も登場し、未来か?宇宙か?なんて意味深なセリフもあり混乱と笑激は止まらない。
2021/02/09
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