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イリュージョン 最終版 (角川文庫)

イリュージョン 最終版 (角川文庫)

イリュージョン 最終版 (角川文庫)

作家
松岡圭祐
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-09-22
ISBN
9784041075173
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イリュージョン 最終版 (角川文庫) / 感想・レビュー

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はつばあば

以前TVでスーパーマーケットなどで万引きを捕まえる方を視ていましたが、それを上回る程の手際のよい万引きマジシャンて凄い!と(^^♪。中学を卒業前に家出して・・「どんな手口も見破る万引Gメン椎橋彬」となった少年。貧困家庭の悲惨すぎる中で産まれた子供が、親を自ら選べないのを「親がちゃ」と言うらしいが、この椎橋彬の親は親自身が未熟であったため「親がちゃ」とは違いますが哀しいですね。マジシャンに登場した沙希もこの彬も舛城と言う刑事と知り合えただけで、親以上に与えてもらえる信頼にこたえていくだろうと思いたい

2022/03/30

えみゅこ 

前作よりもちょっと落ちた?彬の半生が淡々と描かれて派手なイリュージョンもなく。いくら顔を変えても気づかないってのもちょっと?が残ります。

2019/09/22

みなみ

年齢を詐称した上で、マジックの知識を悪用してひそかに万引きを繰り返す万引きGメンの椎橋彬。刑事とマジックの才能を持つ少女沙希が捜査を開始し、椎橋を少しづつ追い詰めていく話。犯罪を暴くだけではなく、更生のために奔走する2人の姿が印象的だった。今回、椎橋は19歳で少年として扱われているけれど、成年年齢が引き下げられた現在では特定少年として扱われることになると考えると、どちらが更生に結びつきやすいのかは考えさせられる。

2022/07/14

綾@新潮部

小学館文庫で既読だったが、角川文庫の最終版は初読。小学館で読んだのが15年ほど前なので内容はほぼ忘れていた。なので、どこがどういう風に書き直されたのかがわからず。前作『マジシャン』の続編という立ち位置になっているが、こちらだけ読んでも大丈夫な感じではある。家庭が壊れ、家出をして万引きGメンになる彬の生い立ちが半分以上。前作の主要登場人物である沙希と舛城が出てきてからは一気読みだった。正直、そこまでが長すぎる印象。どちらかをオススメしろと言われたら『マジシャン』に軍配を上げるかな。

2020/11/19

Shun

「マジシャン」の続編が描かれます。探偵小説のような読み味の前作と変わって、今作はマジシャンとしての能力を利用して次々と万引き犯罪に手を染めてきた少年・椎橋彬の人生譚を描く前半部分がメイン。マジシャンとしてのスキルを活かし沙希と彬、二人の未成年は違った道を歩んできた。未成年でありながら大規模な万引き行為により社会の大人たちに対して挑んだ彬の内面を描きながら、大人たちへの不信感を膨らませてきた彬や沙希のような未成年の心に寄り添えるか考えさせられた。前作を読んでいると特に終盤での二人の交流には温かさを感じます。

2019/07/24

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