リズム/ゴールド・フィッシュ (角川文庫)
リズム/ゴールド・フィッシュ (角川文庫) / 感想・レビュー
モモ
再読。『リズム』と『ゴールド・フィッシュ』が1冊で読めるのが嬉しい。中一のさゆきは従兄の真ちゃんが大好き。高校に進学せずロックバンドに打ち込む真治。親たちは心配するが、さゆきは真治の夢を応援する。幼い頃の夢が自身の限界を見て諦めて、また新たな夢を思い描く頃を思い出した。親が心配する気持ちはよく分かる。「食うに困らず、苦しまずに生きてほしい」が親の気持ちだ。中学生や高校生の将来の夢を思う姿が愛おしい。悩める中学生や高校生におすすめの一冊。
2021/08/29
ピース
真治の存在はさゆきにとって愛とか恋とは違った大きな影響を与えるものだった。真治が新宿に行った後会うことはなかったけどいつか会える日が来るだろう。その時どんな会話になるんだろうか。幼馴染でいじめられっ子だったが強くなったテツの存在も大きかった。とても爽やかな話だった。
2022/11/07
ピロ麻呂
今月の文庫新刊☆彡「リズム」と「ゴールドフィッシュ」が一冊にまとまっててお得です。小中学生で将来の具体的な目標を持ってる子は凄いと思う。親としては子供の夢を応援したいけど、それがイバラの道と分かっていたなら果たして応援できるかな?例えば子供がミュージシャンやお笑い芸人になりたいと言い出したら… 一度しかない自分の人生だから悔いのないように生きて欲しい。でも、苦労はして欲しくない。子供の夢を後押しするか、諦めるよう説得するか…親にとっては難しい選択やよなぁ(^_^;)
2019/02/28
布遊
従兄の真ちゃんに真髄しているさゆきの中学生時代のこと。思いっきり遊んで、思いっきり勉強して・・ほっこりとしたお話でした。真ちゃんは、夢を叶えたのだろうか?
2022/12/20
たぬ
☆4.5 主人公はどちらも女子中学生。「リズム」は中1、「ゴールド・フィッシュ」はその2年後。さゆきちゃんは自分とはまるで性格が違うし友人にもいないタイプの子。だからこそなのかな、中学生ってのはなんて瑞々しいんだろう!とその無邪気な日々がたまらなく新鮮で愛おしい。大好きな従兄への気持ちが「愛でも恋でもない」の、ちょっとわかるかも。
2022/11/02
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